畜産飼料メーカーの営業はどんな仕事をする?590view

食品メーカーの営業から、畜産の飼料を取り扱うメーカーの営業へ転職を考えています。同じメーカーですが、畜産関係はいままで取り扱ったことがなく知識はこれからつけていかなければなりません。畜産農家さんとの付き合いもあると思います。畜産の飼料メーカーで営業として働いたことがある方、現職で活躍中の方の仕事内容、畜産農家さんとの付き合い方など教えていただきたいです。

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1件の回答

  1. kosyoubu 2018/01/17 18:47

    配合飼料メーカーにおける法人営業職の主な仕事は、畜産生産者への提案営業と代理店へのルートセールスです。採卵鶏、ブロイラー、養豚、肉牛、酪農などを行う生産者の元へ赴き、家畜が食べるエサ、つまり配合飼料の販売を促進します。
    以前から取引がある生産者へのフォローはもちろん、これまで取引をしたことのない生産者や過去に取引があったものの取引が止まってしまった休眠顧客の開拓なども行います。
    取引中の生産者に対しては、経営者や農場の管理者に対して、現状の製品を使用していて何か問題はないか、要望がないか、また農場の生産データをもらって解析し、更に生産性が上がるような飼育方法や給餌方法の提案を行います。代理店に対しては、時折代理店の営業担当者と共にユーザーを周り、状況の聞き取りやユーザーにとって有益な情報を提供したりします。時々農場の作業を手伝ってほしいと言われることもあります。
    新規や休眠顧客の開拓に関しては、現在はBSEや口蹄疫、鳥インフルエンザなどの家畜伝染病対策のため、簡単には農場に訪問したり生産者と面会することができません。そこで、各県の畜産団体や基金が開催する会合に積極的に参加し、様々な生産者や関係他社と顔見知りになることで面会のきっかけを作ります。

    営業担当者1人あたりの担当件数はメーカーや規模、地域によって異なりますが、およそ15~40件程です。
    生産者の件数が最も多いのが関東地方で、代理店のユーザーも含めると一人200件近く担当することもあります。
    一方北海道や東北地方は農家の件数自体が少ないため、1人が受け持つ担当件数は10~15件程度の事が多いです。

    畜産業界は他の業界と比較すると、年配者が多く、マナーやしきたりもかなり古い体質の業界です。
    従って、接待やゴルフなどのイベントも多く、人と人同士の付き合いを重視する取引先が多く見受けられます。
    お酒の席やゴルフコンペを通して、取引先の経営者は営業担当者が信頼できる人間なのか、今後うまく付きあっていけそうな人間なのかなど、担当者の人となりを見ているので、この仕事をする人には高いコミュニケーション能力が求められます。

    一方で、畜産業界にも変化が訪れています。それは、輸入畜産物の増加に伴う弱小ユーザーの相次ぐ廃業です。
    アメリカやカナダ、ブラジルなどから次々と安いお肉が輸入されることにより畜産物の競争が激しくなっていることから、小規模の生産者はこの10年で数多く廃業しました。
    従って、配合飼料メーカー同士の競争も激化しています。
    以前はこの仕事に求められるスキルはコミュニケーション能力や体力が主でしたが、最近は高度な知識や交渉力も併せ持っている人材への需要が高まっています。

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