調剤薬局の転職の選択。耳鼻科の門前薬局の薬剤師の仕事について。87view

現在、総合病院の門前薬局にて調剤をしています。勤務がシフト制で、融通がきくということもないわけではないのですが、土曜日、日曜日の勤務が長いときがあり、少し不満が出てきています。

個人病院の門前薬局のほうが週休2日制でもわかりやすい曜日、要は休みの日が基本的に平日1日と日曜日と決まっているので、そちらに転職を希望しています。

気になっているのは耳鼻咽喉科の門前薬局なのですが、総合病院ではあまり耳鼻咽喉科の処方がまわってこなかったのであまり想像できません。

耳鼻咽喉科の門前薬局は、他の科とは違う特徴的なことなどありますか?

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1件の回答

  1. osikizi_e 2018/01/15 19:55

    内科と耳鼻咽喉科の2つの科をやっている個人病院の門前薬局で働いています。
    耳鼻咽喉科に限って言えば、とても季節に左右されると思います。
    もちろん内科でも何かに特化した個人病院でない限り、季節によってというのはあると思います。
    実際、冬の間が忙しくなるのは、内科を扱っている薬局であればどこの薬局でもよくあることだと思います。やはり夏よりも風邪やインフルエンザが流行するのは本当ですし、冬になる前、インフルエンザがはやり出す前に胃腸風邪のような気持ち悪さや下痢症状を伴う風邪が流行することもよくあること。
    もちろん私の薬局の何年かの処方の動きから感じていることなので、違うこともあるかもしれません。それでもどこでも冬は患者数は多くなると思っています。

    耳鼻咽喉科は冬は内科と同じように風邪症状からかかる方が多いです。
    私のところの場合は、のどの痛みがひどいと内科から耳鼻咽喉科のほうに患者様がまわされているようです。
    あとは小児の場合です。風邪の症状とはいえ、子供なのでうまく鼻がかめないなどですぐに耳のほうの病気になってしまったりすることもあり得ます。赤ちゃんは風邪のような症状と思っていても、知らない間に実は中耳炎を伴っている場合もあるのです。子供はどうしてもうまく自分の症状を伝えることができないためだと思われます。
    投薬をしているときに、お母さん方の話を聞いてみると、ほかの内科や小児科でみてもらっても結局、耳鼻咽喉科に行きなさいとすすめられ来ていることが往々にしてあります。

    実際に一番忙しいのは春先からゴールデンウィークにかけての花粉症の時期です。
    インフルエンザが終わるか終わらないかのうちに、その前の年に花粉症で苦しんだ患者様が率先して来られるようになります。早めに薬を服用したいとか、症状が始まったときには必ず手元に薬を持っておきたいという強い希望の患者様が来局し始めます。

    そうこうしているうちに、本格的な花粉症が始まります。これは毎年感じることなのですが、本当に突然、信じられないくらい忙しい日がやってきます。ほとんどの場合、私の薬局では3月の下旬のことが多いですが、暖かい日が数日続いたあととか、寒い日のあとに急な雨が降ったときなど、「今日から花粉症が始まった」と思う日があるのです。そのあとはゴールデンウィークまで、ほぼ毎日残業のような感じが続きます。

    耳鼻咽喉科が特にほかの科とは違うなと感じることは、診察が終わっても、例えば鼻洗いとか、ネブライザーなど患者様自身が処置として残されることが多く、処方箋がまわってくるのに少々時間がかかることがあることです。そのため、診察が遅れて遅い時間になってくると、処方箋がくるのももっと遅くなります。そのため、特に花粉症の時期は処方箋は多いのもあいまって、終わるのがかなり遅くなる傾向にあります。

    では処方はというと内科のようなバラエティはなく、よく似ている傾向にあります。
    花粉症の例を取ってみると、飲み薬も一人に対して多くても3種ほど、点鼻薬も数種の中から1つか2つ、目薬は出すこともあるけど、やはり詳しくは眼科に行ってくださいという形になるため、投薬としては同じような説明を何度も繰り返している感じになります。

    そのほかの時期は、慢性症状である蓄膿で通われる患者様や、耳のほうのメニエール、突発性難聴の場合など、季節を問わず1年中あります。ただ耳の病気のほうは季節の変わり目に多いこともないとは言えません。それでも、やはり多くは個人病院なのもありますが、個人の先生の処方薬の選び方なので、似かよっている処方のことが多いです。

    耳鼻咽喉科だけのことを考えると、このように1年中通しての病気はあるものの、やはり冬から夏前までの忙しさで、あとは結構ゆったりしている印象です。

    冬から5月の初めまでの時期の忙しさをわかった上で、あとは週休2日制のことを考えるとそれは、今のシフトの状態よりはいいかもしれません。ただ本当に花粉症の時期は、かなりの残業を覚悟したうえで転職を考えたほうがいいと思います。

    私の薬局の隣の耳鼻咽喉科は、土曜日もやっているので、花粉症の時期の土曜日は半日のはずなのに帰ったら夕方ということはありました。
    それでもその時期だけで、あとはちゃんとほぼ時間通りに帰ることができますし、週休二日制もちゃんとしていて私の生活のリズムは取りやすいです。

    シフト制がいまいち想像できないので、申し訳ありませんが、土日の仕事を望んでいないのであれば土日の仕事が長くないところ、または最初から土日休みのところをお勧めします。私は木曜日と日曜日が休みで、土曜日も基本半日なので、勤務時間は週40時間はないくらいなので助かっています。そのため、花粉症の時期の忙しさは苦にはなっていません。

    いろいろな薬局があると思うので、耳鼻咽喉科に限らず見てみるのもいいかもしれません。ただ耳鼻咽喉科のお仕事を知りたいということでしたので、私の体験だけですが参考にしていただけると嬉しいです。

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