総合商社の営業職は、海外出張が多く、華やかというイメージがあります。世界を股に掛ける仕事をしたいと思っており、英語の方も力を入れているので総合商社の営業職に向いているのではないかと思っているのですが、総合商社の営業はどんな仕事をするのでしょうか?華やかで大きな仕事に携われますか?
仕事を通してやりがいを感じることや、どんなスキルアップができるかも合わせて教えていただけると助かります。
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総合商社の営業職の仕事とやりがいについて78view
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1件の回答
総合商社の営業職は、国内営業と海外営業に担当が分かれます。私の場合、国内営業を担当しております。主な内容は、電子機器や電子部品、基板、半導体などの製造装置・検査装置等の装置全般を取り扱っています。営業フローとして、先方へのアポイント・適した装置のプレゼン紹介・検討時の具体的内容の打ち合わせ・各種装置の選定や立会・見積もりの作成から提出・価格交渉・受注・発注・装置製作工程の管理・全体のフロー管理・納品・売上計上です。フローとして簡易的に感じますが、実際のところは、先方へ幾度となく通うことによって、信頼関係の構築や、装置メーカーとの信頼関係構築、顧客の投資や技術開発の最新情報の把握、メーカーへの共有など、見えない努力は多岐に渡ります。各営業時のコミュニケーション力から、ワード・エクセル・パワーポイントなどの資料作成スキルなど、円滑に進めるためのスキルもかなり必要です。そして何より、日本全国を飛び回るため、それに見合う体力と精神力が大事なところとなります。
出張で飛び回り、色んな地域や都市を訪れるのは夢のある仕事ですが、そのぶん経費もかかるため、1件1件を如何に効率よく、経費を抑えて利益を獲るにはどうするか、ということを常に考える必要があります。正直に申し上げて、かなり泥臭い仕事です。商社と聞くと、海外や国内を飛び回り、華やかな世界で仕事をしているようなイメージがありますが、実際はかなり泥臭いです。理想と現実のギャップに、離職する人も少なくありませんし、金額自体も数千万から数億円まで、大きな価格が行き交う仕事のため、相応の責任が問われます。かなり精神的にプレッシャーのかかる仕事です。
ですが、そのぶん、受注した時の嬉しさは何よりも変え難いものがあります。金額の大小もそうですが、半年~長くて2年ほどかかる案件が大半のため、売上計上まで完了したときは、感無量です。
かつ、その案件数が年に数件どころの話ではありませんから、かなり骨の折れる仕事であることがわかっていただけるかと思います。
最も重要なスキルは、先を見通して如何に効率よく段取りができるかというスケジューリング調整力と、突発的な案件が来た時の冷静な対処・柔軟性が大事な仕事です。
やりがいはそれこそ非常に大きく魅力的な仕事ですが、責任は大きいため、日々のタスクを無難にこなす仕事を望まれる方や、外部の方々と仕事をするのが苦手な方には難しいですが、色んな方と知り合いたい・大きな仕事がしたいといった、やりがいを求める方にはぴったりな仕事だと思います。