今私はシステム開発関連の営業の仕事をしていて、民間企業に営業や打ち合わせに行くことがほとんどです。開発の納期が押すとなかなか過酷なスケジュールになる業界なので、拘束時間が長い、残業時間が多いのには結構慣れているほうだと思うんですが、医療関連の会社で仕事をしているとどんなところが大変ですか?
今、転職で選考を進めている会社の中に医療機器商社があるのですが、同業でお勤めの方いらっしゃいましたら、大変だったエピソードや、こんな仕事もあるの!とびっくりしたような出来事があればお聞きしたいです。
質問
医療機器商社の営業はどんなところが大変ですか?487view
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回答
3件の回答
もしかしたら今お勤めのシステム開発の業界でもあるかもしれませんが、私が一番びっくり且つ苦労しているのは、病院の事務担当者と現場の先生や看護師さんたちの院内の取りまとめを外部の私たちがするということです。
普通、何か新しい商材を採用したい、買いたいと思った時って、その話の発案者が社内に交渉・調整をかけて、取引先の営業に連絡してくると思うんですが、医療業界って、院内の各部門の橋渡し役を商社やメーカーの営業がやるんですよね。
例えば、ある機械を採用したいと先生が言ったのであれば、それを私たちが病院の事務担当者に伝言しに行って、今後の院内の採用手続き方法を確認して、また先生に伝えに行く、というような感じです。
採用に当たって、診療科の先生以外に看護師や検査科、薬剤部など他の部門が関わるような場合は、各部署に調整を図ってくれる先生もいますが、「あと、やっておいて」と丸投げされる場合もあります。「え?院内の調整なのに、私たちがやるの?」という業界の常識が、今までいた業界の常識とは全く違ったので、それにはかなり驚きました。調整丸投げしたのに、いつまでに物を持ってきて欲しいと無茶ぶりされることもありますよ。
だいぶ慣れましたけど、難易度が高い無茶振りだと毎回結構ハラハラしています。
手術の立ち会いです。循環器疾患を主に扱っているんですが、その手術の立ち会いが日常業務としてあります。まぁ、手術と言っても昔は手術室の中で立ち会っていたこともあるようですが、今は規制でそこまではしなくなっているので、手術している間に術中に使用する器材が不足していないかどうかの確認をするために操作室のようなところで待機をするというものです。
営業と聞くと、どこか新しい病院に商材を提案しに行ったりするのが日常業務かと思っていましたが、症例が多い病院の担当になると、既存の取引先の症例への立ち会いと在庫補充と、既に顔見知りの先生方への新しい製品のご案内をすることが主な仕事になって、ほとんど新規開拓はしていません。
毎日行く病院のほうが、会社以上に居る時間が長く、職場のような感覚になってきます。病院のスタッフの皆さんとの顔見知りが増え、お世話になりますではなく、合言葉が「お疲れ様です」になってくるという不思議な感覚で仕事をしています。
営業なのか何なのか、営業の概念が変わったことは確かです。新規開拓が好きな方にはちょっと向かないかもしれませんね。
えーっと、これ書いていいのかわかりませんが、ドクターの送り迎えですね・・・。
病院の先生って、バイト先というか外勤先を持っている人が多いのですが、常勤先の医療機関からバイト先にお連れするとか、まぁかなりグレーな領域ですけど、やっている場合があります。
だいぶ規制が厳しくなっているみたいなので、今後はどうなるかわかりませんが、最初はびっくりしました。
全ての医療機器の商社がやっているとも限らないので、今選考が進んでいらっしゃるところのことはわかりませんが、私の場合の一番の驚きポイントです。
出来れば送り迎えの仕事はないことを、祈っておりますね・・・。