勤めている会社が業績不振でボーナスがカットされたり、残業規制で手取り給与か減っていて、このままこの会社に居続けるのはちょっと考えないといけないと思っています。
転職しようと考えたときに、あまり景気に左右されないところがいいなと考え、医療関係の会社に興味を持ちました。それで、業界の内情を知りたくてここに質問をした次第です。
友人が新卒でMRになっているんですが、話しを聞くと、医局の前で先生の出待ちをしたりと、何かと大変そうな仕事に見えます。医療機器の場合も同じような仕事があるのでしょうか?
先生の相手って、なんだか大変そうだし、僕あまり気が利くほうではないので、性格的に合う合わないとか、実際の仕事内容がどうなのかとか、ぜひ教えて欲しいです。
質問
医療機器商社の営業も、MRのような「医局待ち」はありますか?815view
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回答
3件の回答
すごく狭くて古い業界だと思います。先生方も自分たちの病院内だけでなく、地域の医療機関との連携もあるので、とにかく人間関係がこの業界の中で完結している雰囲気です。
あの先生とあの先生は仲が悪いとか、あの先生にこの分野の話は禁句だとか、あの先生とあの先生は学生時代の先輩・後輩の関係だとか、そういう人間相関図を把握していくことが、この医療業界で生き残り、成績を上げていく秘訣でしょう。
正攻法として医局に出入りする先生を捕まえて情報提供するというのも営業の仕事の一つですが、その一方で、他の会社の営業マンや院内の看護師さんと仲良くなって、そこから院内政治や先生方の人間関係模様を理解し、営業をかける戦略を練るというのも大事な営業戦略の一つなので、他社の営業マン、そしてドクター以外の院内スタッフとどれだけ仲良くなるかも、営業にとって成績を上げる鍵なんですよね。
そういう泥臭いことが出来る人はきっとこの医療関係の会社に(製薬、医療機器問わず)向いていると思いますが、自分はそういう面倒なことが好きではない、他社の営業と交流を図るのは苦手というというのであれば、絶対ではありませんが、ここで成績を上げていくには不利だと思われます。
私もかれこれこの業界に7年ほどいますが、長く続いていて且つ成績も上げている営業は人の懐に入るのが上手な人ですね。正攻法だけで、自分の力だけでなんとかしようとする営業は、一瞬は売れたとしても長くは続いていないです。
現在、医療機器の商社で働いていて、普段まさにMRと同じような仕事を僕たちもしています。
会社によりますが、うちは新規開拓をガンガンしていこうというところなので、余計にドクターへのアプローチが多い傾向ですが、中にはあんまり新規開拓をしない守りの商社さんもいるので、そういう会社だと話しはまた別ですが、自社を通じて病院に医療機器を納品したかったら、担当ドクターを押さえることは必要不可欠です。
MRさんと比べると、医療機器関連の会社の場合、営業マン一人あたり担当する病院施設数が多いです。MRの場合、本当に人数が多いところだと、1営業マンの担当施設数が2〜3とか、とにかく少ないのに対して、医療機器の場合、1営業マンが20〜30持っていることもザラにあります。そうすると、1つの病院に対しての訪問頻度が少なくなるので、結構先生とのアポイントを取りやすいように思います。
実際僕の場合、一人で1県丸々任されているんですが、医療機関から使用方法の説明会をやってほしいという要望を自分一人で回しきれないとか、自分のほうが時間に融通が効かなくて、訪問する際は必ずアポイントを取らせてもらっています。
人数少なくて且つ製品の需要がある機器だからこその今の状況とも思いますが、全ての医療関係の営業が医局待ちが普通ではないですし、だからといって絶対やらないわけでもないです。変な先生もいますけど、それでも良い先生、気さくな先生、患者さん想いの熱心な先生もたくさんいるので、すごく刺激が多い業界であることは確かかと。
コミュニケーション下手でなく、ある程度人と話すのが好きなタイプの方だったら、十分に仕事を続けていけると思います。
医局待ちや外来待ちと言ったようなことは、医療関係の営業では必須科目です。中にはドクターにはほとんど営業をせず、病院の事務からのもらい仕事で納品だけしているような代理店(商社)さんもあったりしますが、自分から商品を提案したり、新規で納入をしようと思ったらドクターへのアプローチは絶対に必要です。
私も異業種からの転職組ですが、転職してびっくりしたことが何かというと、とにかく待ち時間が長いということです。ドクターとアポイントが取れたとしても、会議や診察が長引くと当然待たされますし、緊急対応が入ったりするとアポイントがリスケになることも普通に有りえます。
まだ、アポイントが取れるのはいいほうで、アポイントが取れない場合は、ご質問にあったように医局待ちをするということもあります。
これは、病院によって許可しているところもあれば、完全にNGにしている病院もあるので、院内ルールの確認が必要ですけど、OKとされている病院の場合、スーツ姿の営業が廊下にズラッと並び、お目当ての先生を待つという異色の光景です。お目当ての先生が来たら率先して声をかけないといけないので、我先に!という雰囲気が苦手な人は、結構ドクターにアプローチするのが辛くなるかもしれないですね。