これまで職を転々とし、現在は4社目で鉄鋼関係で働いています。今の会社に転職したのは、両親が体調を崩したこともあって、地元に戻ってくる必要があったからです。
入社して1年が経とうとしていますが、50人ほどの世帯の会社なのですが、ものすごくドライな人間関係に気が張りっぱなしの日々で、世間話をするわけでもない職場で息を抜く場所がありません。
転職サイトなどで新たな会社を探していますが、産廃処理やリサイクルをやっている気になる会社があり、応募してみたところ面接に行くことになった次第です。
どんな仕事をやることになるのかがもちろん気になりますが、私にとってはやはり職場の雰囲気や人間関係がどうなのかが一番気になるところです。
一般的に産廃処理やリサイクル業は、どういう人間関係、雰囲気なのでしょうか?
質問
産廃処理・リサイクル業界の人間関係や雰囲気はどんな感じ?1019view
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回答
1件の回答
廃棄物処理、リサイクル業者に勤めています。今年で12年目になります。
私の会社では、色々な廃棄物の中間処理を行っています。入荷される廃棄物を区分して保管し、その種類によっては細かく裁断したりします。その後、選別機や人力でリサイクルされるもの、廃棄物処分するものに選別します。主なリサイクル品は、金属スクラップです。電気炉の原料としてスクラップ販売しています。廃棄物は自社の焼却炉で焼却したり、埋め立てに回したり様々です。
職場には、この道30年以上の機械保守の方や産廃処理に関する様々な書類を的確に処理する事務屋さん、メタルと不純物を手作業で仕分けするそこそこ高齢の女性の方々、自治体さんの対応などを行う方、現場で重機での作業に従事する方々、私のような営業の人間など正に老若男女ですが、30人ほどの世帯もあってかものすごくアットホームですよ。もちろん職務上、叱咤激励もありますが、そこは愛情と仕事に真剣に打ち込んでいる裏返しだと思います。
どこの会社でも同じでかもしれませんが、私の会社がアットホームなのは、業務が一連の流れになっているからかもしれません。
廃棄物の受入では、事務部門での書類の受付、処理、トラックスケールの操作などが行われ、その後、現場のオペレーターの方の案内で一次保管場所へ誘導し、荷下ろしをします。ここで一次廃棄物はストックされるわけですが、次にプラントのチーフの采配により、処理する廃棄物の種類と量を指示が出されることで、各要所に配置されている方々の作業が開始され、プラントのラインの一連の流れが開始されます。そして最終的に回収されたリサイクル品と廃棄物の量を算定することで処理の一連が完了します。その実績を元に、廃棄物を持ち込んだ業者さんへの請求書の発行を始め、メタルの販売先や埋め立て先への書類の作成などの工程に流れていきます。
ですから、回収されたリサイクル品の品位などを見て、「今日は金属多いね?」とか、「昨日は異物が混じってたからもう少し小さいやつも取ってね。」などの言葉を手作業の女性の方に声をかけたり、「今日は入荷が少ないから早めに切り上げて、現場の掃除をやろうか。」など、コミュニケーションが良く取れている職場だと思っています。もちろん、失敗や間違いなどを指摘されることもあります。でも、それは全て会社の不利益になると言う事情を説明してくれるため言われた本人も納得できていると思います。
このような職場ですから、良いことも悪いこともコミュニケーションの中で処理できています。
私は、ただ上司や同僚に恵まれているだけかもしれませんが、少なくともこの業界では、受け入れ、処理、販売、埋め立てと言う一連の流れがあり、それに沿った事務処理も行われるので、必然的に従業員間の人間関係が良い方向に築けるんだと思います。
人間関係だけを考えるなら、この業界はあなたに合っていると思いますよ。