塾講師の定年は35歳だと聞きました。でも、私の勤務する塾で35歳以上の社員はたくさんいますし、むしろ校舎長やエリアマネージャーなどになっていて、むしろバリバリです。
「塾講師の定年は35歳」というのは、どういうことなのでしょうか?
質問
塾講師35歳定年説って本当ですか?825view
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回答
3件の回答
定年が35歳なのではなく、転職できるリミットが35歳です。
塾講師という仕事は、プライベートをガンガン削りながら、子どもの成績向上のために全力で邁進する、とてもやりがいのある仕事ですが、世間的に見たら「所詮は子ども相手の生ぬるいシゴト」程度の評価をされている場合がほとんどです。
転職自体、歳をとってからだと難しくなりますが、あげく大した「社会人」としてのスキルを持っていないとなると、35歳以上での転職はほぼ不可能です。そのため「動くならば早いほうがいい」という意味で使われるようになった言葉なのでしょうね。
塾講師の定年が35歳、というのは本当です。
ただ、定年退職の年齢が35歳なのではなく、「塾講師として定年退職まで働き続けるか、それとも転職して別の道を歩むかを決める年齢が35歳、転職するなら35歳までに辞めなさい」という意味です。
35歳ともなると、社内での評価にははっきりと差が出てきています。片方は今後教室長・エリア長として成長して、いずれは社を背負っていって欲しい「幹部候補生」的な社員。もう一方は使いつぶすまで使い倒して、ダメになったら捨てても(クビにしても)かまわないと思える社員。厳しい言い方ですが、現実です。
私の場合は後者だという実感がありました。もちろん上に上っていく気概はありましたが、やっぱり、ビジネスマンよろしくデスクワークに励むよりも、大好きな子どもたちとワイワイやっているほうが性に合っている。裏を返せば社の上層部からは「子どもしか相手にできない使えないヤツ」という評価だったと思います。
それゆえ、悩みました。私の場合、悩んだ末にまったく別業界に転職することを決意しました。子どもたちと関わっていたい、と後ろ髪を引かれる気持ちももちろんありましたが、同業種では結果は同じ、と思えたからです。
私の場合、幸いこれまでの知識を活かせる仕事が見つかりましたが、35歳を過ぎると転職も難易度が増してきます。その意味でも35歳で一度将来を真剣に考えてみることをお勧めします。
私は現役で、一つの教室を仕切っている立場にいますが、塾講師の「定年」が35歳というのは、時々聞きますね。
私の場合、ここで言う「定年」というのは「お兄さん・お姉さんで通る賞味期限」として理解しております。
「塾講師の、お兄さん・お姉さんで通る賞味期限は35歳だ」と言いかえればシックリくるのではないでしょうか。生徒からみて「お兄さん、お姉さん」で通るのは35歳まで。そのことは質問者さまも感じていらっしゃるのではないでしょうか?
生徒は毎年入れ替わりますから歳はとりません。でも、こっちは別ですよね?歳をとればそれだけ、子どもの感覚や考えからは離れていきますし、生徒の側からも「お兄さん、お姉さん」から「おじさん、おばさん」に変わっていきます。体育会系なノリや業務に、体力的にもしんどくなってきますし……。
要は、子供たちから見た「賞味期限」が35歳。これは真実だと思います。
一方、生徒から見た「賞味期限」は35歳かもしれませんが、保護者から見たら35歳は、やっと「信頼に足る先生」の始まりだと思っています。ある程度、私(保護者)と価値観を共有できて、我が子を私と同じ視線で見てくれる、そのように塾講師に信頼を寄せられるのは35歳を過ぎてから。
子どもたちの期待値は35歳を過ぎると下がります。一方保護者の期待値は35歳を境に上がります。それゆえ「塾講師の定年が35歳」というのは半分本当で半分ウソなんでしょうね。
質問者さまがそろそろ35歳なのであれば、そろそろ子どもの方ではなく、保護者の方を向いて仕事をすべきかもしれません。例えば校舎長とか、エリアマネージャーといった人たちは、常に保護者の方を向いて仕事をしているはずです。だから「バリバリ」なんです。