現在大学病院前の門前薬局に勤務する薬剤師です。
一日に300枚ほどの処方せんを10数人の薬剤師で受け付けています。接遇マニュアルに沿って患者さんに対応し、調剤もすべてマニュアルがありますので、毎日やることはほぼ同じです。
この薬局に勤めだして4年になりますが、毎日この流れ作業のような業務に飽き飽きしてしまい、転職を考えています。患者様の命に関わる仕事なのでミスはしないよう細心の注意は払っていますが、やりがいを感じられずいつミスをしてしまうかと不安です。
周りには管理薬剤師やエリアマネージャーを目指して日々の業務をこなしている同僚などもいますが、わたしにはどうしてもモチベーションにつながりません。こんなことを考えていると早く転職したほうがいいのではないかと焦ってしまいます。
最近は勉強会などでも「これからは在宅の時代だ」ということを耳にしますので、在宅業務に興味をもっており、次に勤めるならそういった薬局かなと漠然と思っています。在宅であれば、医師や他職種の方と連携したり患者様とも密接に関われるのではないかと感じます。
在宅業務だけに限らず、皆様はどういった環境の薬局に勤め、どんなやりがいを感じられているか教えていただけたらと思います。
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回答
3件の回答
調剤併設のドラッグストア勤務の男性薬剤師です。
在宅業務はやってませんが、やりがいという点ではドラッグストアもお勧めです。処方せん薬を扱うのと同時に数多くのOTCも扱えるからです。
病院で処方を受けている方は自分でOTC薬を飲むのに大きな不安をもたれていることがほとんどです。飲みなれているOTC薬があるが、病院の薬と一緒に飲んでもいいものかなどです。
お子様から高齢の方まで不安や悩みはさまざまです。その不安を解消してあげられることがモチベーションになります。
在庫管理やOTCの勉強など大変なこともありますが、研修も充実してますし勉強好きな方にはやりがいを感じられる場所と思います。
在宅業務がメインの薬局に勤めています。
基本的には医師の指示によって患者様のご自宅までお伺いし、服薬指導することで薬局も加算がとれます。月に数回ご自宅を訪ねるということもあり、患者様から信頼をいただけるのがやりがいにつながります。健康相談など医薬品以外のことでもさまざまな相談にのらせていただきます。
ただ中には、特別養護老人ホームのような介護施設にたくさんの調剤した薬をもって配薬することもあります。このような場合はとてもひとりひとりに長い服薬指導の時間をとることはできず、ただ薬を配るというようなことになってしまいがちです。なんとも歯がゆいのですが、薬局の方針なので仕方がない部分でもあります。
また私が勤める薬局では、在宅の件数を増やすノルマのようなものがあります。在宅での服薬指導を薬剤師側から医師や患者様に提案するという形です。もちろん、足腰が弱いかたや認知症のかたなどで在宅業務の提案が必要な方もいますが、中にはとても元気でおられるのに在宅業務の対象になっている方がいます。こういった疑問も声を大きくして言えないのが現状です。本来は患者様のためにあるべき業務が、薬局の利益追求の道具にされているように感じることもあり複雑な心境です。
在宅業務で患者様と接することはやりがいのある仕事ですが、在宅業務といってもいろいろな形がありますので勤められる薬局の方針などもよくお調べになって下さい。
地域密着型の薬局に勤める薬剤師です。現在は勤めている薬局は地域の医療機関の処方せんを広く受け付けています。在宅業務も何件かしています。
特定の病院の処方せんだけではないため、在庫管理などが難しい問題ではありますが、その分新鮮さはあります。一人の患者さんに気に入ってもらえれば、別の病院でもらった処方せんも持ってきてくれたりもするので、そこにうれしさややりがいを感じます。
また処方せんがなくても気軽に健康相談に立ち寄って下さったりもして、患者さんの信頼を得ていることを実感します。また何人もの患者さんにかかりつけ薬剤師として指名してもらっているので、薬局経営に貢献できているのかなとも思います。かかりつけ薬剤師は勤務年数などの制限がありますが、その分患者さんからの信頼も得やすいように感じます。
特定の患者様が複数の病院にかかっている場合などには、相互作用や重複投与の問題などから医師と連携して、処方薬の調整をしてもらったりといった業務もあり医師や患者さんからの信頼を得るチャンスでもあります。その患者さんの処方されている薬、服用されている市販薬など全てを把握するつもりで業務にあたっています。
大きな病院の門前薬局であれば、その病院の処方せんしかこないでしょうから質問者さんのやりがいはこういったところにあるのかもしれません。休日などもしっかり確保できる薬局を探せば余裕を持って業務にあたれると思います。
ぜひ地域に根ざした薬局を探されてはいかがでしょうか。