クルマが好きで、教習所の指導教官になりたいなと思っているものです。自動車関連のメーカーなども考えたのですが、人に教えるのも好きなので。
ただ、免許は取りに行きましたけど、教習所の指導員の具体的な仕事内容が分かりません。
経験者の方、仕事内容を教えて下さい。
質問
教習所の指導員の仕事内容を教えて下さい318view
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1件の回答
教習指導員とは、初心運転者の育成と安全運転する心を育むことを使命とし、運転技術と法令知識の習得を手助けすることが主な仕事となります。
さらに地域の交通安全に資することも重要な仕事であり、交通社会全体の安全に腐心することが要求されます。
○技能教習
第一段階と第二段階に分かれており、第一段階では基本的な操作と走り方を理解して貰います。ここで培ったものが安全運転の基礎となり、教習生の今後を左右すると言っても過言ではありません。
どの分野でも同じですが、基本的な仕組みと、して良いことと悪いことの区別が出来なければ携わることはできません。運転においては “走る・曲がる・止まる” 仕組みへの理解がそうだと言えるでしょう。何も知らない人に一から教えるのは困難を伴いますが、体系的に地道に取り組んでいくうちに必ず上達していくものです。
第二段階では初めて路上を走ります。ここでは応用することが要求されますが、最重要は “状況の把握”、これに尽きます。認知しなければ行動は取れませんから、状況の正しい読み取り方を習得させることが一番難しい仕事となります。
○学科教習
先ほど基本的な仕組みと言いましたが、道路交通法こそ交通社会の核心ですから、大変重要な仕事となります。ややもすると運転の楽しさばかりに心を奪われがちですが、現場を構成する核心を理解してこそ安全マインドも育まれるというものです。
しかし座学というものは退屈なうえに、筆記試験に合格するために受講しがちとなるので、話し方や教材の選び方、指導員の体験談等を駆使して、いかに集中させ理解させるかが悩みどころとなります。
○地域の交通安全教育者としての役割
教習生だけが顧客ではなく、地域住民全てが対象となるのが、この仕事の特色です。
近年問題となっている高齢者の痛ましい事故ですが、高齢者講習を通して、自身の認知・判断・操作のレベルが以前より衰えていることを理解してもらい、現状に合わせた安全運転の方法を学んでもらうためにも、この仕事は益々重要性を増してくると思われます。
高齢者と並んで気を付けたいのが子供です。地域の保育園や幼稚園、小・中・高の生徒を対象にした安全講習等も、指導員が取り組むべき大切な仕事です。
○交通の安全と円滑に係わる全てが業務範囲
私達は皆、危険のない安全でスムーズな交通を考えて行動し、道路を利用するときは人に迷惑をかけないようにすることが求められており、教習指導員はこれらを率先して行い、交通社会の安全に貢献する義務と責任を有します。教習指導員とはそういう仕事です。