眼科などで目の検査を行う国家資格である視能訓練士という仕事に興味があります。視能訓練士の中でも、特にレーシック専門クリニックに勤めている方の仕事を知りたいです。レーシック専門クリニックならではの仕事、検査などあるのでしょうか?
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1件の回答
メガネ大国と言われている日本では、視力をよくする方法がたくさんあります。例えばメガネやコンタクトレンズをつける以外にもレーシックと言われる外科的な処置もあり、近年、その手軽さと、価格の低下により、一般の人でも気軽に手術を希望することができるようになりました。私は、そのような屈折矯正の中でもレーシックを専門としたクリニックに、視能訓練士として勤務していました。
まず、視能訓練士とは、眼科医の指示のもと、患者の検査や視力向上のトレーニングを行う眼科のスペシャリストとして、国家資格にもなっている職業のことをいいます。就職先には大学病院や一般眼科が多いですが、特殊な場合、レーシックなどの専門性の高いクリニックや、眼科検査器具のメーカーなどに勤務する場合もあります。私はレーシック専門のクリニックに勤めていたので、仕事内容も一般の検査技師と少し変わってきます。
具体的には、レーシック手術に必要な検査全般を行いますが、特に手術にもっとも関係してくる「角膜」について検査を何十種類も行います。その中には角膜の厚み、角膜の反発力、角膜細胞の数、角膜の断面図から診る形状解析など、目の器官の中から角膜にフォーカスして検査を行います。もちろん、屈折矯正で見え方を向上させることが目的のため、メガネ屋さんなどでも行われる視力検査なども行いますが、これほど角膜に特化して検査をすることは他の眼科では実施されていません。
また、人の感覚の80%を占めていると言われる「視覚」に関係している手術であるため、患者さんへのアフターケアも、視能訓練士の重要な役割になります。患者さんの中には、ただ綺麗に見えるだけが満足の対象とならない場合もあり、その方の生活にあった見え方を追求しなければなりません。そのため、手術前のカウンセリングはもちろんのこと、求める理想の見え方がどのようなものか、レンズを使った疑似体験を実施するなど、見るという感覚を医学的に体現化することも視能訓練士の重要な役目です。
このような機械検査の結果やカウンセリングなどをドクターが確認し、総合的に手術ができるかできないかを判断します。そのため、検査結果を正確に出さなければ、手術結果に影響を及ぼす可能性もあり、患者さんの一生の見え方を変えてしまう恐れもあるため、責任は大変重いです。そのため、クリニックでもダブルチェックの徹底など体制を整えてチームで仕事を進めていきます。以上がレーシックなどの屈折矯正専門クリニックでの視能訓練士の仕事内容です。