現在転職活動中のものです。転職エージェントより経理アウトソーシングサービスを展開している企業の紹介を頂き、今度面接に行く事になったのですが、経理アウトソーシング会社とはどうった仕事をしているのですか?
他社の経理業務を代理で行っているというのは分かりますが、具体的にどのような業務内容なのか・またアウトソーシング業界の動向はどうなっているのか…等改めて疑問に思いました。
よろしくお願いします。
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2件の回答
私は実際に大手アウトソーシング会社で経理アウトソーシングサービスに従事しています。
仕事としては質問者様のおっしゃる通り、得意先の経理業務を代行する事です。要は処理する対象が違うだけで、経理業務をするという点では一般企業の経理と変わりはありません。
ただし、経理が扱う情報は機密性が高い経営情報であり、依頼主企業も経理情報を社外に持ち出したがりません。その為多くの場合、客先企業に常駐して客先オフィスに間借りした席で経理業務を行う形になります。エンジニアなんかと同じだと思えば想像しやすいかもしれません。
また業務内容としても、自社経理とは異なるアウトソーシング経理の特徴もあります。
まず一つが「業務範囲が決められている」という事です。弊社の場合は基本的に取引先が大企業ばかりなので特にそうなのですが、基本的にアウトソーシングで経理を委託していたとしても、自社経理社員がゼロという得意先はほとんどありません。
なので「ここからここまではアウトソーシング経理に任せて、ここは自社経理が行う」というような役割分担が明確に行われています。人材派遣との違いはここです。
あくまで「契約によって委託されている業務を行う」だけであり、なんでも屋ではありません。なので指示・管理は全てアウトソーシング元が行うものであり、得意先のスタッフに指示する権利があるわけではありません。むしろ「これお願い」と言われたからといって契約していない業務まで行ってしまうというのは、アウトソーシングでは絶対にしてはならない行為です。
また、アウトソーシングに求められる役割として業務改善もあります。「自社でやるよりウチに依頼した方が、これだけ安く短時間で済ませる事が出来ますよ」というのを売りにしている業界なので、日々の業務をより効率的に行えるよう改善し、実際に時間短縮に成功したデータを提示する必要があります。
この辺は自社経理以上に意識しなければいけない事だと思います。
また弊社は客先常駐型がメインですが、データを自社オフィスに持ち込んで自社内で処理するパターンもあります。その場合、複数の企業を同時に見る必要が出る事もあります。
アウトソーシング業界の動向ですが、今後も伸びていくと思います。会計基準は国際標準化が進んでいるものの、税法等は各国特有のものです。その為、人件費の安い外国にアウトソーシングするのは、経理については簡単ではありません。
特に管理部門のアウトソーシングは近年広まりつつあるサービスなので、まだまだ成長の余地があるのではないかと思います。
オフィス機器商社で経理をしているものです。
経理や総務・人事等の管理部門は「間接部門」とも呼ばれます。自ら売上を生み出す営業部門や売上の元となる製品を作る製造部門等と異なり、これらの部門の業務は直接利益を生み出す性質ではないのでそう呼ばれています。
経営規模が小さかったり、財務悪化により経営が難しくなっている企業にとって、間接部門の人件費削減というのは一つの方法です。利益を生まないんだから最小限度に縮小しよようというわけですね。
そういった会社が一定数いる中で生まれたのが経理アウトソーシングサービスです。自社で社員を雇うより、他社に業務を委託して費用を安く済ませようという形ですね。
ある意味では人材サービス業界に近いのだと思います。