冷凍倉庫作業員の仕事とはどんなことをするのでしょうか?求人票を見ると早朝から勤務するようですが、実際はどうなのでしょうか。教えて下さい。
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冷凍倉庫作業員の仕事内容を教えて!111view
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冷凍倉庫にも全国に大小様々な規模の会社がありますが、私の勤務する会社は中規模の会社です。市場専属の冷凍倉庫とあり、始業時間は朝早く午前2時に多くの社員が出社し勤務にあたります。
冷凍倉庫の業務内容は、寄託者である市場業者の商品の入庫と出庫の2つに大別されます。深夜から早朝にかけてが一番忙しく活気にあふれ、事務所では寄託者から商品出庫依頼の電話、ファックスが鳴り響き、それを基に即時に出庫伝票が発行され、持ち場の社員が出庫伝票に記載された倉番と呼ばれる倉庫内の所在場所に行き、商品を出庫し寄託者に引き渡すという作業が朝方まで続きます。
出庫する数は様々で、1個や2個といった少数単位から50、100といった大口になることもあります。その場合は手作業でやると時間がかかり非効率なので、-30℃まで耐えられるフォークリフトに商品を載せているパレットと呼ばれる木製及びプラスチック製の板ごと一気に倉庫内から出庫します。
また、業務用の製品であるので、重量は多くの商品が10㎏前後の物がほとんどであり、中には30㎏近くの製品まであり、運搬する台車にのせる際は細心の注意を払っています。
市場の取引の時間帯のピークを過ぎ出庫作業が落ち着いた頃に入庫作業が始まります。出庫ピークの同時刻帯に運送トラックが全国から次々に商品が運び込まれ、外に荷下ろしていった物を検品作業し確認終えた物から倉番ごとに冷凍倉庫内に入庫していきます。
ここで、細心の注意を払わなくてはいけないのがやはり破損です。入庫作業も品質を落としてはならないので時間との戦いになり、とかくフォークリフトの運転もスピードアップしてしまいます。壁、扉にぶつけてしまう可能性があり、その場合は会社としても弁済しなければならず作業員一同には毎日注意励行を行っています。
出庫、入庫作業で組織全体に求められる事はやはりチームワークです。他の業種よりも一段とその要素が必要になる業種です。各持ち場にいる社員一人一人が現在進行している作業を理解し、更に他の作業を助ける気持ちが無いと業務が円滑に進まなくなります。
また、年間を通して旬となる食材があり、旬の時期には市場全体の主力商品が入り入庫作業も数と時間が膨大になるため、勤務時間も通常昼の3時が定時ですが(法定勤務時間八時間を越えた分は残業代が支払われ毎日4時間分が別途支給される)夕方頃になることも珍しくありません。
時に体力勝負になることもあり、肉体的には辛い時もありますが作業を全員で完遂した際の充実感は他の業種以上であり、皆プロとしての誇りをもっています。