私は保険代理店で営業をしている20代の女性です。
私は前から旅行業界が気になっていて、転職も考えるようになってきたのですが、もし営業になった時の心構えとして、大変な話と楽しい話が聞けたら良いなと思って質問させて頂きます。
質問
旅行代理店の営業で大変な事と楽しい事が知りたいです92view
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1件の回答
私は中小の旅行会社で営業をしている30代の男性です。
私の大変だった話というか、辛い話なんですが、中小だと新規営業に行ってもあまり相手にされない事でしょうか。旅行会社と言えば大手の旅行代理店のイメージが強いので、私の場合は会社名を言ってもどんな会社と思われたりします。私の会社は大手旅行代理店の特約店で、名刺を見せればその会社のロゴが入っているので、それでやっと分かって貰えるって感じなんですがね。それに新規営業にしても、案件に見積もり提出できるまで、何回も足を運ばないと土俵にすら立てません。ドブ板セールスとよく言いますが、まさにそんな感じです。
そんな感じで足繁く通って、やっと土俵に立ったのに、大手旅行代理店の営業マンはその相手先からの電話一本で訪問してきて、私の努力を水の泡にしてくれます。
そして、その土俵上も競合が何社もあって、単純な値段勝負。私が一番経験した競合数は10社程ありました。まるで野球のドラフトで超大物の新人を引き当てるような物でしたが、その競合見積もりの提出時には予選があって、最初の提出で数社が脱落し、その後、改めて見積もりを提出する流れでした。
これだけ聞けばさぞ大きな仕事だと思うでしょうが、たった10人位の日帰りの慰安旅行でした。私は中小の旅行会社なので、そんな仕事でも全力で取りに行かないとダメなんですが、大手の旅行会社は早々に撤退して行きました。見積り提出が無かった会社もありましたしね。それにそんな案件って行先から施設まで何もかも相手先から指定されてるんです。同じプランで値段だけしか見てくれない様な案件も多いので、それはやっててもやりがいが無いですね。
反対に楽しい事と言うのは、そんなにして苦労して取った案件で添乗する事です。私の会社は自分の仕事は自分で添乗する事になっているので、その頃には相手先と関係も構築出来ているのでかなり楽しく仕事が出来ます。場合によっては旅行中に来年の話を決めてしまって、後は時期が来るまで定期的に訪問しておけば、他に浮気される様な事はまずありません。
私の経験で一番楽しいのは、新入社員の時に初めて取ってきた案件なのですが、私を気に行って貰えたのか、長年その会社とお付き合いさせて貰ってます。今はもう私の思うように動かせる案件なので、仕事というより一緒に遊びに行かせて貰ってるという感じになっています。営業で楽しいのはそんなお客さんをいかにして自分の顧客にするかでは無いでしょうか。