現在派遣社員としてゼネコンの支店に勤めております。派遣会社からは一級建築士をとれば地域限定のゼネコンの正社員になれる。と言われており
来年受験資格を得られるので、一級建築士を受験するつもりです。派遣先の会社も資格を持つ派遣社員には積極的に地域限定の正社員になってほしいと考えているようです。
しかし、私は二級建築士は持っているものの、設計補助の経験しかありません。学校も専門卒です。
派遣から社員になった先輩などは二級建築士を持ち、現在の会社に来る前に小さな設計事務所で設計経験を積んでいたようです。
自分自身、もうすぐで35歳です。
一発で受かるとも限らない一級建築士を目指してゼネコンの支店で派遣社員を続けるか、中堅程の設計事務所に今すぐにでも転職して正社員として働き、設計経験を積むか迷っています。
20代ならまだしも、もう30代。結婚もしておりゆくゆくは子供も欲しいと思っています。
周りは安定しているし、ゼネコンに居たら?といいますが、大規模な建物を扱うゼネコンでは設計経験は思うように積めないと思うのです。
中堅の設計事務所で設計の経験を積むほうが後々設計経験者として、長く働ける気がするのですが、いかがでしょうか?
質問
ゼネコン支店の社員か設計事務所か38view
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回答
4件の回答
持論ですが、建築設計を行っている職場として考えられるのは、大きく分けて3分類かと思います。
「設計事務所」「住宅メーカの設計」「ゼネコンの設計」の3つです。
質問者さんは「ゼネコンの設計」におられるとのことですが、それぞれの分類で行われる仕事は大きく異なるかと思います。
「ゼネコン設計」の場合ですと、大型物件などが多く、詳細的な設計の方が多くなるという事ですが、それも一つの設計としての道かなと思います。
質問者さんからの意向を見ますと、建築全体に係れるような設計を志したいとの事ですとそれはやはり「設計事務所」という事になるかなと思います。
しかも、質問者さんの見込み通りの中堅あたりがベターかなと思います。
「住宅メーカの設計」になりますと、住宅全体を当然設計できる事にはなるかと思いますが、規模が小さくなるのと住宅メーカの枠の中で仕事をしなくてはいけない分、住宅に関する部分には詳しくなるかと思いますが、それ以上の事については対応できないのが現実かと思います。
設計をやりたい人の中でも、住宅を専門にしてやりたいという人が多いのではないでしょうか。
「設計事務所」になりますと、もちろん分野的に強いとの意味で特化して力をいれているところもありますが、全建物を扱えると考えてよろしいかと思います。
そのような意味では、質問者さんが望まれるような、建築全体を触る設計という意味では設計事務所がふさわしいのかと思います。
ただ設計を志すものにとっては、1級建築士というものは必須の資格になってくるかと思います。
科目数も多く、一朝一夕で行くものではないので出来るだけ早いうちにとることをお勧めいたします。
資格があれば自分の自身にもなるかと思いますし、転職等にも有利になる事は間違いありません。
ゼネコンに派遣社員でお勤めとのことですが、正社員へのチャンスは実際にあるのでしょうか?
自分は、建物を建てる最前線にいるゼネコンが一番の技術力を持っているのではないかと思うのです。
自分はゼネコンに勤務しているのですが、設計事務所が書いた図面は出来もしない事を書いていることなどが多々あります。結局はつくるのはゼネコンなので、最終的な事はゼネコンの方がわかっているかと思います。ですから、今から職場を変えるという事よりは、今の職場でじっくりと技術を伸ばされた方がよろしいのではないかと私は思います。
建築士の資格も近年は科目数の変更や、設計時間の変更など昔ほど容易にとれるものではなくなってきているかと思います。職場を変えてしまうと、なかなかその仕事に慣れたりする事や環境の変化などで勉強をする時間もとれないのではないでしょうか。
そのように考えると今慣れている状況で試験勉強に真剣に取り組んだ方がよろしいかと思います。
私の勝手な考えですが、一級建築士は、勉強をしっかり積めば必ずとれる資格だろうと思いますよ。
資格と職場は別々に考えるべきでしょう。1級建築士の資格は、設計事務所勤務の場合は必須となってくるでしょう、ゼネコン等は規模の大きさからも人材が豊富で派遣社員の方たちが直接施主と打ち合わせをすることなどの機会もないのではと思いますが、中堅の設計事務所となると直接施主と打ち合わせをすることも多々あるかと思います。やはりそこでは資格をもっている事は大きな武器となり事務所でも戦力となるのではないかと思います。
ですが、業界全体としては設計事務所は低待遇・重労働というイメージが強く、元々は設計事務所に勤務していた人材もゼネコンや不動産会社、住宅メーカという所に流れている事は事実かと思います。現に私も設計事務所を経て、住宅メーカへの転職組です。定年までの働き口として考えた時に、当時勤めていた設計事務所はふさわしいのだろうかと考えるに至り、家族等の事を考え待遇がよい住宅メーカへの転職という事になりました。
自分で決めたことなので覚悟を決めてやっていますが、正直いうと設計事務所とは考え方が違う設計なので戸惑う所もあります。
あくまでこれは個人の意見になりますが、住宅メーカやゼネコンなどは組織も大きく、ある程度会社が力を入れたいものを設計したりすることが多い分、どうしても設計の目的が会社を儲からせていく為という所に比重が高くなるかと思いますが、設計事務所は建物を直に建てるわけでもないのでどちらかというと設計した思想を売るようなものになるかと思います。ですから、本当の設計という意味では、設計事務所で働くことが一番実力もつくと思いますし、もともと純粋に設計をやりたくてこの世界に飛び込んできたのだと思いますので、設計事務所で勤務なさった方が希望は叶うのではないかと思います。
自身のキャリアプランを考えていらっしゃるようですね。私も同じような経験がありますので、その経験をもとに話しをさせていただきますね。
私もまだまだではありますが、一級建築士を持ち仕事をさせていただいています。私も2級から1級へとステップを踏んだのですが、一級への道はかなり高いものだと感じました。私は大学を出て、現場監督の仕事をしていました。幸いにその数年で2級は取れたのですが、設計をやりたいとの思いが強く、仕事をやめて一級建築士への挑戦に切り替えました。一級を持っていれば就職先はなんとかなるだろうとの考えでしたが、そう上手くは行かず、2回程一級建築士の勉強だけに専念したのですが、再び就職ということになりました。
幸いにして、設計事務所が拾ってくれたのですが、設計をやりたいということは、なんとか叶えられたのですが、仕事を両立しながらの一級受験は困難を極めました。最後は諦めない気持ちが叶えてくれたかなと思っています。
さて、質問についてですが、私は本来やりたいことをどちらなら実現できる環境なのかを考えてポジションを決められた方がよろしいかと思います。
ゼネコンと設計事務所に求められる社会的な要求は違うものだからと考えています。
ゼネコンはどちらかというと自社での施工を視野に入れた設計業務になるかと思います。対して設計事務所は、施工はできないので、そのような視点は一歩引いているものかと思います。
設計をするという言葉は一緒かもしれませんが、背景に持つ考え方は違うのではないかと思います。
私は、中堅設計事務所に勤務していますが、無数の可能性の中から施主が望む最適な方法を見つけることが本来の設計の意義かなと思って設計しています。大手の事務所やゼネコン等では味わえない立場で設計業務ができているかと思っています。
一級建築士をとることは単なる通過点にしか過ぎません、今の社会情勢では明らかにゼネコンの方が待遇などもよろしいのではないかと思いますが、本来の設計という意味で考えれば実現できるのは設計事務所ではないかと私は思っています。
私は設計事務所に勤務して10数年を越えますが、自分が現役で働いている間にこの仕事を極めることはできないのだろうと思っています。それは、明らかに奥が深く、裾も広いからです。それだけやりがいがあるということです。
当然、自身の生活や家庭を持った場合の生活など現実的な問題はありますが、将来の自身の姿がどちらにあるかで自ずと答えは出てるのではないかと思います。
最後に一級建築士は早くとってしまわれた方がよろしいです、歳をとるに連れて覚えるのも大変になります。