保険会社勤務の33歳です。営業数字に追われる毎日に疲れてしまい、転職を考えています。
金融業界内で営業・渉外ではない職種を探していて、消費者金融の融資審査に辿り着きました。
営業職以外の経験はないので、キャリアプランを想像しにくいと感じています。どのようなものでしょうか。
質問
消費者金融の融資審査に転職したい。キャリアプランはどうなっている?108view
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回答
2件の回答
キャリアアップという視点からみると、与信判断をした債権のうち、貸し倒れ率が低く、また、回収率の高い人が評価されます。
当社では与信判断時には、誰が与信を行ったかわかるように、すべての債権に担当者コードが割り振られて管理されています。
融資審査担当になったばかりはともかく、誰が審査をした債権の不良化が多く、少ないか。
また、もっと融資金額を上げて貸し出し、収益を上げられるはずなのに締めすぎているのは誰かが分析されて、評価の判断材料になります。
すべて数字で出てしまうのがつらいところです。数字で見えるので、評価は正当です。
逆に、数字を求められることが苦手な人には不向きな世界といえますね。
大手消費者金融の融資担当経験者です。
多くの消費者金融にとって、融資審査は唯一のソフトと言っても過言ではないです。
個人にお金を貸して、利息をつけて返してもらうという、ごくシンプルな業務ですから。
売り物はお金と利率だけで、貸して返してもらうというだけの世界です。
融資担当は貸す側ですが、それは単に片側の世界でしかありません。
利息=利益をつけて返してもらって、商売は成立します。
我々の世界では、利息がそのまま給料になります。その他からの収入は、たとえば当社発行のクレジットカードの利用や、保険加入などで多少の利益は見込めますが、ほとんどが利息が会社の収益になり、我々の年収になります。
返してもらえないと困るのです。
融資と返済が両方揃って成り立つので、仕事をする側も融資だけでなく返済に関する仕事もしなければなりません。
返済に関する仕事=督促と回収です。
全国津々浦々にお客さんは存在しますが、延滞する人は場所を選んでくれません。
どこへでも電話をかけ、相談にのり、返済プランをたてるコンサル業務も行います。
この局面では、お客さんに懐かれたり、好かれたりする人の方が回収率が高くなります。
延滞をするような人は他社でも延滞をしています。でも、払えるお金には限界があるので、自分の好きな担当者へ払うのです。
実は、融資するより回収する方がずっと難しいです。
中には悪質な人もいますし、法律でがんじがらめの我々はけっこう不利な立場にたたされることも多いです。
でも、両方の業務で認められないと、ステップアップしていくのは難しいです。
融資担当のみで終わる人というのは、当社には存在しませんでした。
消費者金融の融資担当を希望される人は、回収も当然するものと理解しておいた方がいいと思います。