私は現在社会福祉士の取得を目指している、介護現場経験5年目の者です。
勉強をしているとふと疑問に思うのですが、ケアマネージャーと社会福祉士の違いって何だろうと思います。同じ相談業務・家族の関わりが仕事の一つで、ケアマネージャーは介護保険制度設立と同時に開始された専門職、社会福祉士は福祉分野(老人・障碍者・児童など)や病院で幅広く活躍できるということは頭にあるのですが、両者は似たような面が多いですよね。
どなたか詳しい方はいらっしゃいますでしょうか?
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- 社会福祉士とケアマネージャーの違いは何でしょうか?
質問
社会福祉士とケアマネージャーの違いは何でしょうか?213view
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回答
4件の回答
地域包括支援センターの職員として働いています。
両者の違いについて、これからの日本はしっかりお互いの専門性を高めるべきだと言われていますよ。
平成27年の法改正で、「地域包括ケアシステム」がある地域を備えようとしています。
そのためにはケアマネージャーの質の向上を図り、地域包括支援センターを支えていくよう求められています。社会福祉士は地域をつないでいく専門職として、その専門性を最大限に生かせるように取り組みが始まっています。お互いが専門的に活躍できることが、これからは求められているようですよ。
ケアマネージャーとして働いています。
社会福祉士は福祉分野の総合窓口として幅広く活躍できますので、大変すばらしい資格だと思います。
ケアマネージャーは高齢者分野を中心に、介護保険制度のマネジメントが仕事なので、試験の出題範囲も社会福祉士よりは狭まります。社会福祉士は高齢者分野の他にも児童・障碍・そのほか福祉全体の分野の勉強をする必要がありますから。
ケアマネージャーは介護分野のステップアップの資格として挑戦される人が多いです。そして、合格したらケアプランを立てて高齢者本人や家族をマネジメントします。
そして、これはケアマネージャーを取得している人にしかできない仕事です。
しかし社会福祉士は名称独占なので、生活相談員として勤務できますが、その仕事の範囲は施設や企業にゆだねられていますし、社会福祉士の資格がなくても、それに相当した経験と資格があれば生活相談員として働くことができてしまいます。
全国的な統計でも、施設で生活相談員をするより、ケアマネージャーとして専門的に仕事をする方が給料が良いと言われています。高齢者分野で働く社会福祉士は、ケアマネージャーに方向転換して働く人が多いです。
障碍者施設で働く社会福祉士です。
障碍者の分野で社会福祉士の役目はとても大きいですよ。平成17年に障碍者総合支援法ができてその役目がとても重要です。
しかし、実はもう50年も前に身体・精神・知的障碍者に対して医療・福祉分野のサービスに関する相談や指導を行っている実績があるのです。障碍者施設での社会福祉士は、自立支援のための活動も多いので、あいまいだという気持ちは起きないかな。
私は障碍者施設分野での社会福祉士は明確な仕事の区別があると思いますよ。
同じく社会福祉士を目指して働いている者です。
『両者は別』だろう!というのが答えですが、私も質問者様の気持ち、わかります!
質問者様のいうように、ケアマネージャーは介護保険に関わる介護サービスのコーディネーターです。
社会福祉士は高齢者の他に、児童・障碍者などが安心して生活を送れるように指導する相談員です。他には病院の地域連携室でも働けますし、企業や学校、刑務所などで社会復帰を促進するため、アドバイスや指導を行う相談員としても活躍できますので、幅広い分野で活躍できますね。
ただ、社会福祉士は幅が広すぎて、仕事の範囲が定まらないことが多いです。ケアマネージャーの中には社会福祉士を取得している人も大勢いますし。取得しているのは問題ではなくむしろ良いことなのですが、『この仕事は社会福祉士にしかできない!』という専門分野、仕事内容を増やしていくと、社会福祉士とケアマネージャーの両者が区別できて、専門職としてお互いが高め合うことができるのではないかと思いますね。
社会福祉士は医師や看護師と違って『名称独占』ですから、資格がなくても仕事ができてしまう曖昧さが少し残念かな。