ホームステイ型の民泊を行うコーディネーターの仕事とは?また、コーディネーターのやりがいについて教えてください。
質問
ホームステイ型民泊コーディネーターのやりがいについて15view
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1件の回答
2020年の東京オリンピックに向けて政府は宿泊施設の確保のために、ホテルを増やすことの他に一般の民家に宿泊して料金を収受するいわゆる民泊の法整備を行っている所ですが、私が行っている民泊はそれとは異なり、海外で行うようなホームステイ型というべきものであります。そこには家主やその家族が滞在し、人と人の交流を目的としています。
私の仕事はホームステイ型の民泊の手配やお客様から頂いたアレルギーなどの事前情報を基に民泊先とのマッチング行うこと、その他にも受入当日に現場に向かい民泊先やお客様とのマッチングを行うためのセレモニーを行うことです。
私が住んでいる地域は過疎化や高齢化が進んでいる地域であり、おもな産業は第一次産業や第二次産業で観光を目的としたいわゆる「見る」観光を行うような観光バスが止まってくれるような場所ではありません。
そのことを逆手にとって「何もないから何かある」ということをテーマにありのままの暮らしの中でお客様をお迎えして、漁業や農業などの一次産業を体験してもらい、田舎に泊まってもらうことで、都会ではできない経験をしてもらい、「見る」観光ではなく「体験する」観光を企画しております。
ありのままの暮らし生活体験=民泊は特に中高生の修学旅行で人気を集めており、シーズン中は連日、全国からお客様が来てくださいます。
人間関係の希薄化が叫ばれている昨今、人間関係を築くことを拒む子どもやそのことが原因で起こる様々な社会問題があります。
当社ではただお客様を宿泊させればよいということではなく、人と人とが交流することによって得られる満足感や充実感を提供しており、一泊二日の夕朝食を共にして、いろんな話を民泊先の家主の方やその家族と交流を行うことで翌朝、お別れをするときには涙を流して帰るお客様が数多く見受けられます。
そういった涙を見たときに様々な調整が必要なことがあった苦労が報われるとともに自分の仕事にものすごくやりがいを感じます。
また、民泊先の方々も私のことを覚えていてくださっているので、私が顔を見せた際には「いつもありがとう」「楽しくやっているよ」や「あなたのおかげ」という言葉をかけて下さり、自分を必要としてくださる方々がたくさん存在するということが私の心の支えでもあります。
地域に根差したこの事業を行うことによって民泊先でもある第一次産業を行っている漁師や農家の方はその収入以外の収入源が確保でき、自らの生計の一つにもなりつつあります。そういった地域外外貨の獲得は過疎・高齢化が進む田舎ではその解決を行うファクターの一つことは間違いがなく、自分が生まれ育った田舎を再生することにも一役買っているということは私の誇りでもあります。