逐次通訳と同時通訳、それぞれに求められる能力やコツなど教えて下さい。単純に考えると同時通訳の方が難しく、高いレベルを要求されるような気がしていますが、実際はどうでしょうか。
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逐次通訳と同時通訳、どちらが良いのでしょうか?69view
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3件の回答
私は両方やりますが、一長一短です。単純に言えば、逐次通訳の方がより高い語学・表現力を要します。同時通訳はとにかく出て来る単語を次々に訳して行くので、特に洗練された表現や言い回しを使う必要がなく、そんな余裕もありません。ただ機械的にたんたんと訳して行くだけです。ほとんどメモも取りません。覚える必要がないので、ある意味楽ですね。
逐次通訳はメモを取って、自分で文章を再現しなければなりません。メモも下手に取ると、自分で書いたものが後で見てわからなくなって、かえって邪魔になるし、パラグラフが長いと話の内容を思い出すのも楽ではありません。
対話形式の商談などでも私はたまに同時通訳に近い形でやりますよ。話し手がその辺り理解してくれて、こちらが通訳しはじめても話すのを止めず、ゆっくりめに話してくれないとダメですがね。
いずれにしても、外国語→日本語で同時通訳するより、日本語→外国語を同時通訳する方が遥かに楽です。ということは、いかに日本語が難しいかということの証明でもありますね。
それはシチュエーションによりますね。
セミナーのプレゼンテーションや講演会の通訳であれば、設備さえ整っていれば同時通訳の方が時間の節約になります。単純計算すれば、逐次通訳の半分の時間で済みます。
後は通訳する人の能力にもよります。同時通訳の方が逐次通訳よりも高いレベルが必要というのではなく、慣れの問題もあります。
逐次通訳しかしていない人でも能力の高い人は沢山います。同時通訳は講演会の場合などは原稿があることがほとんどですので、慣れとちょっとした練習ですね。勿論原稿がなくプレゼン資料のようなものしかない場合もあります。
商談など、一対一で話す場合は逐次通訳でしょうね。相手の言ったことをゆっくり噛み砕いて、ニュアンスをつけて訳します。時間はかかりますが、その方が無難だと思います。
私は通訳として仕事しています。専ら企業のアテンドや商談で、たまにセミナーなどの仕事もしますが、いつも逐次です。同時通訳なんて恐ろしくてできません。考えただけでも寿命が縮まりそうです(苦笑)。
同時通訳には高いレベルが必要ですが、反射神経も必要です。それにあのスピードについて行くのも大変そうです。特殊な訓練をしないとできないように思います。