海外のろう学校教諭の仕事とやりがいについて14view

ろう学校教諭として、米国など海外へ仕事の拠点を移したいと考えいてます。海外のろう学校教諭として勤務経験のある方の仕事内容、仕事のやりがいについてお聞かせいただけたら助かります。よろしくお願いします。

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1件の回答

  1. kikousi 2017/10/04 13:46

    14年間、ニューヨークのろう学校高等部の英語科の教員をしておりました。全校生徒は600人ほどで、2歳児から21歳までの生徒たちが通っています。2歳児は保護者と一緒に簡単な手話を習ったり、遊びを通して学校に慣れていきます。

    移民が多く、教育を開始する年齢が遅い生徒が多いため、21歳までの生徒が高校の教育を受けることができます。私は、高等部の英語科で生徒たちに、「アメリカ手話」を使って「英語」を教えておりました。日本人である私がアメリカのろう学校で英語を教えていたのは不思議に思うかもしれません。そのような質問はよくされました。実は、ろう学校の生徒たちと私には、共通点があるのです。アメリカのろう学校のほとんどの生徒たちの第一言語は「アメリカ手話」なのです。そして、日本生まれ日本育ちの私の第一言語は「日本語」。つまり、私たちにとって、「英語」は第二言語なのです。英語を第一言語として生まれ育った人たちとは違う、英語を第二言語として学ぶ、難しさと楽しさを私を生徒たちと共有できました。生徒たちがわかってくれた時の嬉しさはないものにも代えがたい宝物でした。こんな幸せな仕事をニューヨークの準公務員という待遇で14年間続けられたことは、本当に幸せなことでした。病気になって一か月仕事ができなかった時も、100パーセントお給料を保証していただきました。なにより、教職員の方々や生徒たちが私の体を気遣ってくれたこと、一か月後に復帰した時に、喜んでくれたことはとても幸せでした。

    クラスのほかに、高等部の部活「ジャパニーズクラブ」の顧問をしておりました。そこで、日本手話、お習字、折り紙なとを教えて居りました。また、日本の国花である桜を見に植物園に行ったり、日本の書店に行くなどの遠足、日本手話による童話の発表会なども行いました。本当に幸せでやりがいのある14年間でした。

    昨年、ハワイへ引っ越してきました。現在は、ハワイのろう学校で寮で生徒たちの生活指導をしております。クラスでの指導とはまた違った形で生徒たちと家族のように過ごす時間の幸せをかみしめております。また週に一度、ハワイのシニアのろうの方々へ、日本文化のワークショップを提供しております。今後は、日米の手話の教室を開講したいと思い準備しております。手話のおかげで私の人生は豊かになりました。これからもろうの方々と手話を通して仕事をしていきたいと思います。

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