ビジネスホテルフロントが抱える悩み、ストレスとは?497view

大きなホテルではなく、地元のビジネスホテルのフロント係の求人を見つけました。接客業には自信があるので、仕事さえ覚えてしまえば働きやすいのではないかと思っているのですが、ビジネスホテルのフロント係のストレスや悩みとはどんなことでしょうか?経験者の方、今現在勤務中の方、教えて下さい!

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1件の回答

  1. ueakasaka 2017/10/07 14:44

    私は過去に2軒のビジネスホテルのフロントで働いたことがあります。どちらも120室程度の小規模な部類の施設でした。ホテルのフロントによくあるイメージは、お客様のチェックインとチェックアウト対応というものだと思いますが、それだけではなくて予約受付や電話等外部からの問い合わせ対応などもあります。大きなホテルであれば、対応・会計・予約などがセクションで細分化されることもありますが、小さなホテルで働くスタッフは何でも屋です。私の場合、朝食レストランでウエイターとしての業務を課されたこともあります。

    規模が小さいが故にスタッフの数も少なくなってしまいます。そこで人の有効活用という名目でいろいろな業務に携わらなくてはなりません。それをやらされていると捉えるか、よい経験になると捉えるかは本人次第です。私の場合はレストラン業務は楽しく感じられました。

    しかし本来のフロントとしての業務だけでも覚えることはたくさんあります。それはおそらく宿の規模の大小による違いはないと思います。小規模だから仕事は少ないとか簡単というわけではありません。そこで問題だなと思うのはサービス業界全体に言える賃金の安さと、古い日本人が美徳とする自己犠牲の精神です。

    宿泊業の経営において人件費は経費に占める割合の大きいものの一つです。人件費も固定費と言えば固定費であって、財布からそれが出て行くのは当たり前なのですが、そんな固定費にあって一番削りやすいのが人件費だとも言えます。販売価格の安さ競争が激化して収入が思うように上がりませんから、結局のところ人を少なくせざるを得なくなったり、昇給も期待できなくなったりするわけです。
    一人当たりの業務量が多くなるのに給料は上がらないというのがどこの宿にでもあると思います。人を多く雇えずにギリギリの人数でシフトをまわします。誰かが急に休むことはどうしてもあります。身内の不幸とか家庭の事情とかあるでしょうし、本人の急病もあります。最小必要人員で日々まわしているとすると、急な欠員をカバーできずに夜勤明けで朝帰れるはずが昼まであるいは昼過ぎも継続して残業してくれということはあります。それを断りたくても断れません。断って上から睨まれるのが嫌というわけではなく、お客様に迷惑をかけられないからです。

    1ヶ月のシフトというパズルに、日勤、夜勤、夜勤明け、休みのピースが埋められているのですが、ピースの数に余りがないのが実情です。そこで急に穴が開いたらどこかのピースを叩くなり引っ張ったりするなりして薄く延ばしハメなおすわけです。穴の空いたままではトイレにさえも行けなくなります。実際に同僚が急病で1ヶ月入院になってしまったというケースがありました。1回の勤務時間を長くして休みも減らして残った者で乗り切るわけです。宿によってやり方に違いがあるので、助っ人ですぐ対応というのも難しいと思います。

    そんな環境に拍車をかけているのが犠牲を尊ぶことです。サービス業は人に尽くすのが仕事というだけあって犠牲を尊ぶ人が特に古い人に多いです。欠員が出たが皆でがんばろうと言うわりに定時で帰る支配人もいたりします。

    こういった実際のその宿のシフト事情、何人で仕事にあたっているかは求人には出ません。人数に余裕のない宿であれば最もストレスに成りうる可能性があります。もし、宿泊業を目指し就職したい宿があれば、ネットでのクチコミをよく見てからにして苦情が他の宿よりも目立つことは無いかをチェックしてみてください。また、実際に面接に訪問した際に最初に対応するスタッフ達にもよく注目してください。スタッフ対応への苦情が多いとか、そんなに客がいないのにせわしなくてしていたり、笑顔を見せたりしないスタッフがいれば、それは余裕のない宿である可能性が高いのです。気をつけていただきたいものです。

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