理学療法士として、整形外科クリニックへ就職を考えています。クリニック勤務の理学療法士の仕事内容とはどういった内容なのでしょうか?理学療法士の方、詳しく教えてください。
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整形外科クリニックの理学療法士の仕事内容を詳しく教えて!54view
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理学療法士の仕事は、医師がレントゲンや様々な検査のもと、リハビリが必要と判断した場合に「リハビリテーション処方箋」が医師から処方され、その後にリハビリが開始になります。
まず、自身の自己紹介から入り患者様に名前と顔を覚えていただきます。そこから問診を開始し、その問診をもとに患者様の身体を実際に動かしてもらったり、痛みや筋の緊張の有無、姿勢の不良等の確認を行い、身体全体の評価をします。また、その患者様の背景として、家族構成や要介護者となるキーパーソンの確認、家庭内での役割の確認等も同時に行います。それらを総合的にみて、患者様個々に合ったリハビリプログラムを立案し、医療機器を使った物理療法での疼痛、筋の緊張緩和を行い、それと並行して理学療法士がストレッチ等、運動療法を実施します。
リハビリの診療報酬は単位で算定され、1単位20分で診療報酬(点数)が加算されます。クリニックの場合、外来で来られる患者様にはほとんど1単位で実施している所が多いです。そのため、週に数回の20分ではなかなか効果を維持するのは難しく、治療とは別に自宅で可能なストレッチや筋力トレーニングの指導をしたり、日常生活動作の中で各部位に負荷のかかりにくい動作の指導や、時には体重管理のためのアドバイス等も行います。特に膝や腰の痛みで通院されている方の中には重量物の持ち上げや体重増加が原因である方が多く、指導がかなり必要です。
治療が終わると、リハビリテーション総合実施計画書という厚生労働省から定められた用紙を作成し、現在の身体の状態と、それに対して行うリハビリプログラムの内容の説明します。その内容に患者様が同意し、署名を行うことで流れが成立します。
また患者の評価、治療が終了した後はカルテの作成があります。痛みの部位や筋力、日常生活のどの部分に支障があるのか、神経症状の有無、問題点の列挙、それに対するプログラムをそれぞれ記載します。さらに他部門(医師、看護師、介護士等)ともカンファレンスをマメに行い、計画書やカルテに記載する必要があります。
このように、多職種同士が連携をして一人の患者を診ていくことをチーム医療といいます。
他にも、訪問リハビリテーションやデイケア、デイサービス等の介護保険下での理学療法士の活動範囲も近年では急速に広がっており、そんな医療の一員として、医療と在宅に密接に関わる仕事が、理学療法士です。