いくつかの保育園を運営する社会福祉法人で保育士として働いています。縛られた大きな組織の中で働くことに疲れ、小規模な保育園への転職を考えるようになりました。
非営利で園舎を持たず、屋外で保育する『森のようちえん』に興味があります。保育士または幼稚園教諭の視点でどのようなところか教えていただけるでしょうか?
質問
「森のようちえん」への転職について27view
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回答
2件の回答
「森のようちえん」は、園舎を持たず自然の中で保育を行う乳幼児の施設です。『ようちえん』の名称がついていますが、認可されている幼稚園・保育園から育児サークル活動の団体まで、幅広い乳幼児施設を意味しています。保育を行うのは、保育士資格または幼稚園教諭免許を持った保育のプロですが、サポート役として保護者や無資格のボランティアなども携わり、森のようちえんの運営が行われることが多いようです。
自然体験から学ぶことを大きな目的にしている「森のようちえん」は、野外活動の充実を図るために、自然体験指導者や野外活動指導者も保育に関わるスタッフです。その点は、施設型の保育所や幼稚園との大きな違いだといえます。
それぞれの園に特色がありますが、一般的に「森のようちえん」は、子どもが主体的に活動することを推奨しています。もちろん施設型幼稚園・保育園でも『子どもが主体的となり・・・』などとうたわれていることが多いですが、実際のところ、まだまだ保育者によって活動を与えられたり制限されていることがたくさんあります。野外活動の中では、その日の天候や遭遇する自然物によって、子どもが自ら遊びを創りだし、考え、行動し、それを見守り援助するのが「森のようちえん」の保育者の大きな役割で、施設型の園との違いです。
幼稚園または保育園として認可されている場合、幼稚園教育要領または保育所保育指針に準じた教育・保育が行われているはずです。その場合、施設型の園と同じように、幼稚園幼児指導要録や児童票といった、子どもの成長発達の記録は、保育士資格または幼稚園教諭免許保有スタッフの職務内容に加わります。
私が住んでいる街には、「森のようちえん」が3園くらいあります。ここ4~5年くらいの間に増えていて、園バスも通っています。朝もわりと早い時間から園バスを見かけるので人気があるようです。少し興味があって、保育士の求人を見たりするのですが、「森のようちえん」の求人もたまに見かけますよ。
資格は、保育士資格か幼稚園教諭免許が必要らしいです。気になるのは、お給料があまりよくなかったことです。非営利の法人だからかもしれません。