地域に密着した工務店、ハウスビルダーの営業職は、お客様と近い距離で良いものを販売できる職業だと思い、就職を希望しています。
ハウスビルダーならではの仕事とはどんなことでしょうか?転職時の参考にしたいので教えてください。
質問
ハウスビルダーの営業職の仕事内容78view
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回答
1件の回答
ハウスビルダーは、基本的に注文住宅の設計(場合によっては外部に委託)から施工まで行い、顧客である建築主に住まいを提供することを業務としています。規模等はまちまちですが、どちらかといえば町の工務店より少し大きい会社がほとんどです。
住宅展示場にモデルハウスを持たないハウスビルダーもたくさん存在します。私の勤務先もその一社です。
そのためまず、新規顧客開拓に際しては既に施工を終えている物件でのオープンハウス(住宅見学会)が営業活動における業務の中心となっています。勤務先は知名度が高い会社ではなく、テレビなどにコマーシャルを打つこともしていません。それで新規顧客の開拓は主、住宅関係の雑誌に広告を出し、カタログ請求のあった方にオープンハウスの案内をすることから始めています。
オープンハウスに用いる物件は既に住んでいらっしゃる顧客に協力をお願いして実施しています。築1年以内の物件が多いのですが、キレイに住まわれている方であれば、新築から3年、5年経ったお宅をお見せすることもあります。このオープンハウスをつつがなく実施するためにも、既存客とのお付き合いも営業にとっては重要な職務となってきます。なぜなら、既存客との関係を新規の顧客は見逃さないからです。
オープンハウスは通常日曜祝日に行われます。したがって、営業の休みは平日となり、日曜祝日は休めません。また、オープンハウスを行う物件は関東一円に分散しているため、移動時間が物件によっては相応にかかり、早朝に家を出て日付の変った深夜に帰宅することも珍しくありません。
また、オープンハウスにまで足を運んでくれる見込み客は、かなり成約率の高いお客さんです。オープンハウスでいい印象を抱いてくれた顧客に対しては、ご自宅に出向いて敷地を調査し、間取りや予算を改めて伺うのも営業の仕事です。
会社に戻り、見込み客からのヒアリング内容を元に、営業に同行してくれた外部の設計会社にプランニングを委託します。出て来た図面に基づき、概算見積もりをはじき出します。見積もりは工事部の仕事ですが、営業が行うこともあります。勤務先にはCADと連動した概算見積もり作成ソフトがあるため、営業でもある程度の経験があれば、概算見積もりは出せるようになります。
概算見積もりを見込み客に提示し、他社との競合にかけてもらいます。この際、他社に比べた自社の優位性をアピールすることも、重要な営業行為です。首尾よく受注できると、契約をして本設計に入ります。後は設計士が主役になり、ここでひとまず営業の仕事は一段落します。