外科から整形外科。もしくは、外科から脳神経外科への転職について10view

現在、外科医になるために研修中です。順調にいけばあと約2年で外科の専門医の免許が取れます。
手術が好きなので、将来は外科か、整形外科か、脳神経外科かで迷っています。
研修医時代には、外科・整形・脳外のいずれも研修しましたが、甲乙つけがたかったです。
何を基準に決定したらよいか。何か適切な決定基準はありますか?

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回答

2件の回答

  1. granqvist_9c 2017/10/07 9:57

    外科系で科を決める基準として、2つ。①自分の体力、②手先の器用さです。
    手術には体力が必要です。自分の体力が短距離派なのか、長距離派なのかを考慮する必要があります。また、手先が器用かどうか、自分に問うてみてください。

    それは、科によって「手術時間」と「手術手技」に違いがあるからです。
    特に手技に関しては、大胆に行う部分・繊細に行う部分があります。
    繊細に行うべきところを大胆に行うと、医療事故につながることがあります。

    ちなみに手術時間に関しては、
    「外科」・・・1~3時間が多いでしょう。虫垂炎のような比較的短時間に終わるものから、癌切除のような難関症例まであります。移植が専門になると10時間を超えるものをあるでしょう。

    「整形外科」・・・30分以内~3時間。短いものでは、腱鞘切開(腱鞘炎の手術)や腫瘤切除のような局所麻酔による日帰り手術。また、人工関節のような清潔と繊細な技術を要するものもあります。骨折は折れ方によって手術時間にかなり幅があります。スポーツ選手に対する靭帯再建術というのもあり、これは2時間程度の手術です。大学病院になると、骨腫瘍も扱うでしょうから、5~6時間かかる手術もあるでしょう。

    「脳神経外科」・・・3~6時間と長丁場になることが多いです。

    また、外科や整形では術式も複数あり、広く切開する症例から、内視鏡を使って行う手術まであります。内視鏡手術では、従来の切開手術と比較すると視野が狭くなるので、繊細な技術が要求されます。
    脳に対する手術は、すべて繊細な作業ですね。

    逆に、骨折に対する骨接合術では、ある意味大工さんみたいに大胆に行う工程(電ノコで骨を切ったり、金槌でインプラントを叩き込んだり)もあります。勿論、顕微鏡を用いて神経をつなぐ超繊細な技術が必要なケースもあります。

    つまり、別の観点からすると、あなたが「内臓が好きか、骨や筋肉が好きか、脳が好きか」というのも専門の科を決める判断材料になります。
    体のどの部分が一番好きですか?

  2. molander 2017/09/30 17:14

    手術が好きなんですね。自分もそうです。
    僕は、内科研修期間と外科研修期間とで自分のモチベーションが明らかに違っていました。学生時代の病院実習の時もそうでしたが、2年間の研修医期間中に、「自分は外科系に向いているんだ」と確信しました。あなた自身はどうですか?僕のようにモチベーションの違いを感じましたか?

    実は、外科系でも科が違えば、またモチベーションが異なります。
    「外科よりも整形外科のほうが楽しい」とか、逆に「整形外科よりも腹部外科のほうが面白い」などです。
    外科医でも今は細分化の時代ですので、「胸部外科」は「呼吸器外科」と「心臓血管外科」に分かれ、「腹部外科」は「消化器外科」「肝・胆・膵外科」に分かれます。こどもに特化した「小児外科」という分野もあります。
    また更に外科系は、あなたが言っている科以外でも、「皮膚科」「形成外科」「泌尿器科」「眼科」「耳鼻咽喉科」「産婦人科」などがあります。

    勤務場所により、患者症例の種類も偏りがあるので、例えば難治性の癌患者であれば、大学病院のような大きな病院に集まります。
    ですので、皮膚科勤務でも、大学病院であれば、癌切除後の皮膚形成(皮弁作成)等もあります。
    自分の経験では、学生時代に、『喉頭癌で外科と耳鼻咽喉科が共同で切除を行い、その後、皮膚科と形成外科が共同で皮膚再建手術を実施』した手術を見学したことがあります。
    ほぼ丸一日を要する長い手術でした。

    外科・整形・脳外のすべてを万遍なく体得できれば理想的ですが、はっきり申し上げて、それは無理です。一つの科の専門医免許を取得するまで、その学会に所属して5~7年勤務し、その後症例のレポート提出や専門医試験があります。よって、3科目制覇しようとすると、最低でも15年かかります。これは現実的ではありません。むしろ、他の科の内容を少し忘れることすらあるかもしれません。
    ですので、専門医は原則一つに絞りましょう。

    ただし、外科の中で、呼吸器専門医、消化器専門医、胃内視鏡専門医、大腸内視鏡専門医などの複数の専門医取得を目指すのはよいと思います。
    整形であれば、スポーツ医、リハビリテーション医、リウマチ医などの複数取得です。

    まとめると、転科の適切な決定基準はこれです。
    『将来、自分は何の専門医免許を取りたいのか。どれとどれを取得したいのか。』
    その個数が一番多い科が、まずはあなたが進むべき道です。

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