食品スーパーのバイヤーはどんな仕事をするの?3099view

バイヤーという職業がカッコいいと思い、食品スーパーのバイヤーに転身を希望しています。具体的にどんな仕事を行うのか、経験者や現役でバイヤーとして活躍している方のご意見をお聞きしたいと思います。

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1件の回答

  1. rosengren-b 2017/09/21 17:27

    食品スーパーにおけるバイヤーの業務は多岐に渡りますが、主となる重要な業務は
    以下の2つが挙げられると思います。バイヤー業務は担当するカテゴリーによって
    仕事の進め方が異なると思いますので、ここではお肉売り場のバイヤーを例とします。

    まず一つ目として、1年52週に渡る売場の基本展開計画の立案です。
    季節や天候、気温の変化や祝日まわり、地域行事や風習慣習といったある程度
    事前に売上変動の予測がつきそうな要素を基本として、これに加え常に変化する
    流行や社会情勢、相場動向などを踏まえながら自分の理想となる売場の展開を
    一週間ごとに構築します。

    もう一つは、展開計画を実行するにあたって必要となる商品、原材料を調達する
    業務です。生産農場や製造工場、加工メーカー、卸問屋など他企業の関係者との
    商談、交渉の窓口となる権限を与えられている唯一の存在がバイヤーです。
    上記の二つの業務がバイヤー業務の柱となりますが、もう少し具体的にご説明します。

    お肉売り場のバイヤーの一日はそのほとんどが商談で費やされます。約30分から
    1時間の商談を複数社と行います。内容は新商品や売れ筋商品の提案といった
    嬉しいものから、値上げの要請、産地での疾病発生により売上ダウンにつながる
    恐れのある欠品連絡などの厳しい内容など様々です。
    また、商談は常に数か月から約半年先の売場展開に関するものであるので、
    真夏にすき焼きやしゃぶしゃぶであるとか真冬に焼肉バーベキューに関する商材を
    真剣に打ち合わせていたりしているのが我に返ると変な気分です。

    商談は会議室だけで行われていません。必要に応じて生産農場や加工工場に
    直接出向いて情報を収集する必要があります。材料の品質チェック、育成状況確認、
    工場の衛生管理体制や生産能力の把握などのために全国を飛び回ります。
    お肉売り場のバイヤーならばアメリカやカナダ、オーストラリア、ブラジル、中国
    なども重要な取引相手国となりますのでこのような地域にも出向く必要が生じます。

    このほか、競合他社の展開も常にチェックしていなければなりません。他社のチラシに
    目を通し、実際に複数の店舗で売場を確認して価格や売り込み商品を調査します。
    こうしてみるとバイヤーは情報集能力と膨大な情報の分析能力が求められそうです。
    また、たくさんの外部の関係者と折衝を重ねながらの業務となるので、対人関係を
    円滑に構築しながら交渉能力も要求されます。

    バイヤーは食品スーパーの花形的ポジションと言われる職種です。自分の意思や
    こだわりを売場で表現することのできる魅力的な仕事であり、大きな権限も
    与えられているポジションです。
    しかしながら、同時に大きな責任も伴うポジションでもあります。立案した計画の
    成否は数値実績としてその良し悪しが一目瞭然となりますし、全店舗の売上に
    影響を与えます。全国のスーパーで活躍しているバイヤーの皆さんは権限の
    大きさよりも、その数倍の責任の大きさをきっと痛感していることだろうと思います。

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