お酒が好きで、バーテンダーになりたいと思うようになりました。バーテンダーの仕事は大変なことも多いと思いますが、どんな時にやりがいを感じますか?
- 転職ステーション
- 飲食・調理・栄養系職種
- バーテンダー
- みんなのQ&A
- バーテンダー、どんな時にやりがいを感じる?
質問
バーテンダー、どんな時にやりがいを感じる?145view
最新の専門家コラム
- 40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
- 転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
- 合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
- 転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
- 会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
1件の回答
ソムリエ資格を持つバーテンダーとして、バー業種では一流といわれるバーで勤務していました。
勤務時間は一日12時間ほどで、仕事が終わるとそのままカクテルを作る練習や、お酒に関する知識を高めるため勉強する毎日です。バーテンダーとして名をあげるため、コンペティションにも数多く参加しました。コンペティションの一か月前ほど前からは、睡眠時間を削って朝まで練習します。またソムリエとしてワインの扱い全般を任されておりましたので、季節やお客様の要望に合わせたワインを選定し、入荷、アナウンスするためのメニュー作成なども仕事終わりの時間にこなしていました。
とにかく自分の時間がない上に薄給な職種で、入ってすぐ辞めてしまうバイトさんも多いです。長く続く方のほうが珍しいような職種ですが、なぜ辞めなかったかというと、とにかくやりがいのある仕事だったからです。辛くて涙することもたくさんありますが、嬉し涙を流す回数の方が少しだけ上回ります。この仕事を長く続ける人々が口をそろえて「この仕事には中毒性がある」と言うのは、他の仕事にはない「やりがい」を見出しているためなのです。
バーテンダーやソムリエのいちばんのご褒美は、お客様の笑顔です。
私も何度これに救われたか分かりません。お客様が笑顔で「おいしかった、また来るよ」と言ってくださるだけで、自分の努力が報われた気がします。また、長く勤めていると自分のファンのようなお客様が現れます。「自分に会うために来てくれるお客様がいる」これができると、なかなか辞められません。不思議なことに、こういうお客様は自分が落ち込んで辞めたくなったときほどフラッと現れ、元気づけてくださるのです。だから「この人のためにもう一度がんばってみるか」と思えるのです。
また、自分次第でどんどん上を目指せることもこの仕事のやりがいのひとつです。
バーテンダーやソムリエの世界には様々なコンペティションがあり、誰にでも世界一になれるチャンスがあります。当然長く険しい道のりですが、成しえたときの達成感は言葉にできません。そうして全国的に名を轟かせれば、本の執筆や講演活動など、新たな仕事が舞い込んでくるようになります。まさにアメリカンドリーム、とても夢のある仕事なのです。
私は結婚を機に引退してしまいましたが、やはり中毒症なのでしょうか、いつかまたこの世界に戻ってきたいという思いがあります。
辛く苦しいことは多いですが、楽しいことや嬉しいことが少しだけ上回る。それがバーテンダーやソムリエのやりがいです。