インテリアデザイナーを辞めたい時ってどんな時ですか?
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回答
1件の回答
大手でも小規模でもインテリアデザイン業界の大半は、労働時間が長く休日出勤も多い過酷な勤務事情があります。
残業が連日続く上に徹夜もありで、全く私的な時間が持てない、と嘆く人が多いのも事実です。若い時はまだ乗り切れますが、ある程度の年齢になると正直付いていくのがキツい仕事です。
インテリアデザイナーを辞めたい人の大半は、この過酷な勤務事情に耐えきれなくなった事が理由でしょう。
しかし、激務とは言え、その分給料が高い会社も多く、更にやりがいや達成感を得られる仕事でもあります。大手などはなかなか入れないエリートなので、辞めるのが惜しく必至の思いでキャリアアップを目指し頑張っている人もたくさんいます。
反対にアトリエ系など、労働に見合わない低賃金の小規模事務所も結構あります。安い給料の上に残業手当も無し、ボーナスも社会保障も無い、なんて悲劇的な状況で頑張っている人もいます。
いずれにせよ、設計関連のインテリアデザイン業界では、どこの会社に転職しても、おそらく勤務事情はさほど変わらないでしょう。
インテリアデザインが好きで、インテリアデザイナーと言う肩書きを得るために、自分が望んでこの業界に飛び込んだはずです。そのためにはやはり苦労は付き物でしょう。その肩書きのおかげで得した事もたくさん在るはずです。
しかし自分の限界に応じて、方向転換する事も致し方ないと言えます。
また単純に下積み時代に挫折する人も多いです。安い給料とキツい労働時間のバランスに心が折れてしまいそうになる人もいます。下積み期間はアシスタント扱いが多く、主立ったプロジェクトに参加出来るまで、雑用ばかりでフラストレーションも溜まり、自分の居場所が無いような、精神的不安を感じる時期も出てきます。
本来、トップ格は厳しい態度を取りながらも、きちんと各アシスタントのデザイナー素質を探ってくれているものです。しかし、認めてもらえるまでの道のりが長く、精神的にも金銭的にもかなり厳しい期間となり、この下積み時代に諦めてしまう人が多いのも実情です。
下積みにも段階があり、2、3人の事務所は別ですが、アシスタントにまたアシスタントが付くピラミッド系のスタイルがあります。
有名な事務所になればなるほど、アシスタントをしながら下を指導する立ち場になったり、この下積み時代を抜け出すことが難しくなるとも言われています。
大手企業でキャリアアップを望む場合以外、デザイン事務所系ではどのタイミングまで雇われデザイナーで居るべきなのか、事務所内での立ち位置が掴みづらくなることもあります。
独立志向がない人は、このまま続けていても先が見えて来ない、と将来を懸念して辞める人も少なからずいます。
女性デザイナーさんで「超男社会に付いていけない女性デザイナー」もいます。就業先の分野が広範囲なので、一概には言えませんが、大半の職場は超男社会なので、女性が男並みに頑張りきれずに辞めてしますパターンも結構あります。
男社会で生き抜くために、弱音も吐かず、男性同様にバリバリ働けば、可愛気が無い女と言われ、体力的に付いていけなくなればやっぱり女は使えないと陰口を叩かれたり、設計業界での女性デザイナーはいくら頑張ってもなかなか認めてもらえない場合も結構あります。
猫の手も借りたい程忙しい業界なので、育児を理由に休みがちになる女性を遠回しに怪訝する風潮があり、会社に居辛くなって、出産を機に辞める女性も多いです。
「人間関係に馴染めない」という理由もあります。デザイン業界全般かも知れませんが、変わり者が多いのも事実です。
プライドが高い、常識がズレている、海外かぶれしている、協調性がない、芸術家気取りなど、世間のデザイナーへのイメージは良くも悪くも様々でしょう。
まさにデザイン事務所はその変わった人達の集団です。その感覚がどうしても合わない、デザイナーモードに馴染めなくて辞める人もいます。
大手の設計会社などは、その傾向が少ないかもしれませんが、特にアトリエ系やデザイン事務所などは、デザイナー意識が高く、完璧主義の人が多いこともあり、トップやチーフデザイナーの考えに付いていけない、と人間関係の悩みが原因でデザイン業界から去ってしまう人も少なくありません。