夫の海外留学についていくために2年間休職していました。
海外で出産し、子供もまだ小さいため、帰国後は外来のみの職場に就職しようと考えています。
転職エージェントのネットでの仕事検索でいくつかめぼしいところを見つけました。その中で、非常勤で週2日の外来をするか、常勤で週4日出勤するか、悩んでいます。
常勤、非常勤で働く場合のメリット、デメリットをそれぞれ教えてください。
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2件の回答
私も質問者様と同様、夫の海外勤務について行って、戻ってきてから子育てを始めた女医です。私の場合は、非常勤で外来勤務をしています。
何故かといいますと、常勤ですと、最低でも週に3~4日以上勤務しなければならないからです。私は、海外に住んでいた間医師として仕事をしてませんのでブランクがあって、体力面の不安や知識のアップデートも必要でしたので、いきなり週4日働くのは難しいと判断しました。
また、子育てを一番に考えたかったというのも大きかったですね。非常勤だと確かに年金や健康保険といった社会保障の面で常勤には劣りますし、当然ボーナスも、福利厚生もありません。ただ、自分としては、家事や料理が得意ではありませんし、初めての子育てでてんやわんやで、近くに助けてくれる父母もおらず、夫も外科医でほとんど家にいませんので、今の週2日の外来で精いっぱいです。
もう少し子供に手間がかからなくなれば、勤務日を増やして常勤になってもいいのかもしれませんが、そうこうしているうちに2人目が出来るような気がします。
また、常勤になりますと、実際の診療以外の仕事を任される事が多くなると思います。広報への寄稿であったり、講演会であったり、院内の〇〇委員であったり。また、外来だけの常勤という採用はあまり多くないのではないでしょうか。常勤になれば午後は病棟も診て欲しいであるとか、そういう条件がでてくると思います。病棟も診るとなれば、たとえ週4日の勤務だとしても、患者さんの事が気になって、自分なら遅くまで残ったり、状態が安定しない時は勤務日以外にも診に行ったりしてしまいそうです。
その点、非常勤であれば、外来だけと割り切って仕事が終わったらすぐに帰宅できるところはいいと思います。
現在、子育てをしながら常勤で働いている女医です。
常勤のメリットは、年金と保険の面だと思います。企業が半分支払ってくれるというのはかなり大きいですよ。医師の給与額だと、年金と保険でかなりの額が引かれる事になりますが、非常勤だと全部自分で支払わなければなりません。ですから、実収入は同じであっても手取りが違ってきます。
しかも、厚生年金と国民年金では受け取り時の金額が変わってきます。今は旦那さんと上手く行っていても、周りの女医をみれば分かる通り、医師は離婚率が高いですから、万一離婚した時の事を考えたら、手厚い厚生年金に加入しておくのに越した事はありません。
また、障害年金を受け取る際にも、厚生年金に加入していた方が有利です。国民年金だと確か2級までしかありませんが、厚生年金だと3級まであって支給の幅が広がります。健康保険についても、非常勤だと国民健康保険に加入することになりますが、これも常勤で企業の健康保険に加入する方が、何かと支払いが手厚いはずです。
あと、細かい事ですが、所得税の源泉徴収も、非常勤ですと乙種といって、月々の給与から引かれる税率が常勤に比べてかなり高くなります。年度末に確定申告をすれば結局は戻って来ますが、勤務先が一つしかないのに、自分で確定申告をしなければならないので面倒です。
ですから結論としては、自分が働けるのであれば、常勤で働く方がいいと思います。