26歳で、現在ガソリンスタンドでアルバイトとして勤務しています。
新聞やテレビを見ていると、少子高齢化や労働力人口の不足など、飲食店が会社として規模をこれ以上大きくしていくことが果たして可能なのか、疑問に思うことがあります。
このままアルバイトとして勤務するより、将来的にも正社員になりたいと考えて、以前アルバイトした経験があることから、飲食店のできれば今後海外にも出店するような会社に勤務してみたいと思っています。
国内で成長の見込みがない中で、正社員として採用してもらえるのか不安で質問しました。
質問
飲食店を展開する会社に転職希望。採用数に上限はある?6view
最新の専門家コラム
- 40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
- 転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
- 合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
- 転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
- 会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
1件の回答
ファミリーレストランチェーンの人事部で採用関係の仕事をしています。現在の会社の状況について、お答えします。
結論から言うと、私の会社では15年先まで、新卒と中途の方の採用目標数を決定していますが、国内の市場等の状況から、正社員の採用数を絞り込むようなことはしません。
採用数について、数字の根拠は、主に各業態別の出店(退店)計画と1店舗あたり社員の必要人数と退職予測から算出します。
1店舗に社員3名が必要な業態の各年度別出店(退店)計画と退職予測、1店舗に社員5名が必要な業態の各年度別出店(退店)計画と退職予測等を組み合わせて、会社全体として新卒を何人採用して、その不足人数をどのように中途社員で補うのかを人事部として考えます。それは言い換えると、新卒の入社時期は4月で決まっているため、そこで目標人数に届かないとなった場合は、それぞれの業態で、1店舗あたり社員数を満たすように、中途社員の採用施策を展開して補うことをしていくということです。
中途より新卒を優先して採りたいのは、単純に新卒の方が人件費が安いからです。但し、即戦力が欲しい場合や、M&A等会社に経験者が居ない場合にスペシャリストとしてスカウト採用する場合があり得ます。
あと、国内市場が先細りであることの懸念を言われていますが、人口減少を前提としても今後伸びていく業態はありますし、少子高齢化を強みとして展開していく既存業態もあると考えています。胃袋が減っていっても、更に成長していく会社もありますし、労働力確保の観点でも、忙しい時間帯に人数を確保しなくてよいような営業の形を作り、高齢の従業員でも作業ができるような運営を工夫している会社はいくらでもあります。
希望を言われているように、海外に市場を求めていく会社もあります。海外は依然として日本食が流行っており、高単価でも十分客数を確保できているようです。私の会社でも、台湾に出店していますが、立上げ時は、財務経理の経験と語学力を持つ社員を送り込み、店舗の経営が軌道に乗るタイミングで、営業を推進していける社員を派遣するような流れを作りました。質問者の方の経験や能力の詳細は分かりませんが、ワーカーとしても何か能力に特化したスペシャリストとしても、外食企業としては十分ニーズがありますし、市場動向の制約に関わらず、株式会社の場合は成長速度を簡単に落としませんので、常に社員を必要としています。ぜひ社員として、店舗を支えて、海外での勤務も視野に頑張って欲しいと思います。