営業職から法務職に転職したいのですが、何が強みになるでしょうか?194view

現在、電子部品メーカーの営業職で働いているものですが、諸事情により転勤の多い現職から、基本的には本社勤務となるスタッフ部門への転職を検討しています。
中でも法務部については学生時代に少し法律を学んでいたこともあり、是非働いてみたいと思っているのですが、一方で社会に出てからは法律に触れる機会は全くなく、今の自分が法務でやっていけるものなのか不安に感じています。
同じように営業職から法務職へ転職された方で、営業時代に培ったスキルで何か役に立った、武器になったというものがございましたら、教えていただけないでしょうか。

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回答

2件の回答

  1. patriae 2017/08/06 11:44

    営業職から法務職ということは、これまでご自身が相対してきた立場の反対側に移られるという事になりますよね。この相手の立場(このケースだと営業の方の立場)を深く理解できている状態というのはサービスを提供するにあたって大変な強みだと思いますよ。
    単に法的検討結果をまとめて伝えるだけでなく、それを営業の方が更に上司やクライアントに伝えるにあたってどんな形であればありがたいかを考えることができます。また時には営業の方が混乱しやすい、勘違いしやすいであろう論点に予め気づいたうえで重点的にフォローすることもできるでしょう。

    いずれもご自身が営業職で働かれている間に法務の方に対し感じた不満、要望を思い返されることで簡単に気づくことができる、しかしながら他のずっと法務にいらっしゃる方からは中々気づけない視点ではないでしょうか。
    他の方と違ったご経験を持たれているということは、イコール独自の強みがあるということですので、それを無駄にすることなく、しっかり活かされるのがよろしいかと思います。

  2. directus 2017/08/02 8:32

    ご不安に思われるお気持ち、よくわかります。
    私の場合は会社からの異動命令で急に法務部への転籍を言い渡されたのですが、ご質問者の方と同じく営業職の経験しかなく、なぜ自分が?という思いと、役に立てないのではなかろうかという思いで非常に不安だったことをよく覚えています。ですが、実際に法務部に配属され、契約書の審査やトラブル相談等に携わっていくと、思いのほか営業時代に頭に叩き込んでいた自社商品の理解と、日々の渉外営業の中で身に着けたコミュニケーション力が役に立つことがよくわかりました。

    ずっと法務にいらっしゃった方々の多くは、概要資料や契約書・利用規約等の書面から読み取れる情報から自らが関わる案件で扱う商品を理解しようと試み、その上で適切と推察される契約条件を勝ち取ろうとされていました。
    もちろんそのアプローチに何か大きな欠点があったとは思いませんが、一方で実際にその商品をクライアントに営業していた自分は、より詳細かつ具体的に商品を理解できており、またクライアントからどういった要望を受けることが多いのかといった、いわゆる「現場感」も持てていました。そのため、どんな条件であれば受けても実質的なリスクは無いのか、どのポイントだけは絶対に譲れないのか、といった判断をより適切に行うことができ、営業部の担当者にも納得してもらいやすかったです。
    この営業での経験があったからこその知見のおかげで、「頭の固い」判断しかできず現場の方から煙たがられるような典型的なダメな法務にならずに済み、現場の方と良好な関係を築けたことは今もなお大きな財産となっています。

    また、いざ一つの案件に関わるとなると、相手方部署の決裁権者や更にその先にいるクライアント、時には所管省庁等、結構多様な立場の方と接点を持たねばならないことが意外と多いです。その時に相手の考えや状況を素早く見取ったうえで適切なコミュニケーションプランを選択し、丁寧にやり取りをすることができるだけで、小さなトラブル案件一つとっても解決の難易度は劇的に変わります。営業現場においてはみなさん日々当たり前にやられていることなので、改まってスキルというと違和感があるかもしれませんが、スタッフ職の人々は総じて営業の人ほど社外の方と接する機会はありませんので、こういった繊細なコミュニケーション選択の実践経験は比べ物になりません。
    そして法務部はなまじ法律という論理構成が組めれば白黒はっきり付けやすい物を扱っているためか、杓子定規な会話をしてしまっている方も少なくなく、異動直後の私から見れば非常にもったいないと感じていました。もちろん準ずるべき法律は揺るがないものとして存在しておりますが、仕事で接する相手は人間です。円滑に物事を進めるためには深い知識だけでなく、ちゃんと人に物事を伝え、理解してもらう技術も不可欠です。

    営業職から法務職への転職はこういった知見や経験を大いに活かすことができると思いますので、これまでのご自身が積み上げてきたものを信じ、自身を以て飛び込まれてはいかがでしょうか。

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