大学院卒業後、民間会社に就職して2年目になりましたが、先月退職しました。もともと文化財保護に興味があり、その延長で学芸員として博物館に就職したいと考えていたので、このまま今の仕事を続けていてもますます目標から遠ざかると考え、退職しました。
今は、来年度の募集を探しながら勉強をしていますが、知り合いから「転職に有利な経験がないなら、アルバイトでもいいから博物館関係に関わっておいた方が良い」とアドバイスを受けました。私は発掘調査をしてみたいと思い調べると、いろいろアルバイ募集が見つかりました。
このようなバイトは転職に本当に有利でしょうか?また、いろんな発掘調査のバイトがありますが、どういう点に注意してバイト先を選べば良いでしょうか?
もしわかる方がいらっしゃったら、お願いしたいです。
私は28歳女性です。これまで博物館は実習でしか関わったことがなく、バイトやボランティアで入ったことはありません。
質問
文化財保護に興味があり、学芸員に転職したい。有利なアルバイトはある?176view
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回答
1件の回答
学芸員17年目です。
先日、私の博物館に転職してきた方の例をお伝えしますね。
その方は大学卒業後、歴史関係での学芸員を目指しておられたようですが採用試験にはことごとく落ちてこられた方でした(学芸員資格をお持ちの方です)。
転職活動中は発掘調査でアルバイトされていて、そのつながりで私の博物館(歴史系ではありません)の事務職を受けに来られ、面接の時に学芸員の管理職と話が合い、採用となりました。どうやらその発掘調査での話で盛り上がり気に入られたようでした。採用理由の1つとして、学芸の仕事を手伝ってもらえると考えたようです。
ただ、残念なことにその方は社会人としてのマナーがまったく欠けておられたため、事務職では仕事にならず2か月で辞めていかれました。
要は、どんなアルバイトであろうとそれはあまり関係ないと思います。
学芸員だからといって探究心が強いとか、現場での経験(発掘調査も含め)が多いとか、現場に入ると現実はそんな問題ではありません。
もちろん上記の資質や経験は、あって無駄にはなりません。しかし、それ以前の部分ですよね。
昔よりも学芸員の働き方には世間も関心をよせています。公立ならば尚更です。公共サービスを提供するものとして、必要最低限の接客マナーなどは当たり前ですが必要です。
管理職の学芸員がどの部分を見て、学芸員資格を持ったその方を採用したのかいまだにわかりませんが、館内で脚を広げてぼやっと立っていたり、明らかに来館者に不快感を与えるような行動をされる方でした。
学芸員として博物館勤務を目指すのであれば、そういった基本的なことをしっかりと体得しておいてほしいと個人的には考えています。
このケースは採用側にも問題があったケースですが、ご参考になればと思います。