僕は理学療法士です。資格を取得してからすぐに老人保健施設の理学療法士として仕事をしています。
大きな施設なので、理学療法士や作業療法士などのセラピストも複数いて、新人の僕にとってはとても勉強になっています。
多くの利用者様は高齢の方々なので、圧迫骨折後の腰痛な、変形性膝関節症の膝の痛みを抱えている方、廃用症候群で身体が不自由だったり、寝たきりだったり、もちろん意思疎通すらできない状態の方もいらっしゃいます。
新人の頃は知らない事だらけでとても勉強になり、少しでも痛みを取ってあげたいとか、歩けるようにしてあげたいと思い、一生懸命リハビリをしていました。でも、利用者様やそのご家族から、そんなに頑張ってリハビリをしてもらわなくてもいいとか、痛みさえ和らいでくれればそれでいいなどという言葉をちょくちょくかけられます。
理学療法士として、少しでも良くなってもらいたい、出来ないことが出来るようになってその喜びを・・・などと思っていましたが、利用者様からは良くなったところで、ここでの生活は変わらないし、スタッフさんには迷惑かけてるけど、何でもしてくれるから痛みさえなければ十分だと言われました。
確かに、この施設で最期を迎える方もいらっしゃいます。ここの施設で求められることはそういうことなんだと数年が経ち分かってきました。
でも、僕自身、理学療法士としてもっと回復段階も見てみたいし、歩けなかった人が歩けたり、出来なかったことが出来る喜びを自分自身も味わいたいと思い、転職を考えています。
でも、新卒で老人保健施設でしか働いた事がないので、一般病院などではついていけないんじゃないかととても不安です。経験年数が5年もあるのに、何も知らないのかと思われると思います。
僕みたいな理学療法士が一般病院への転職は難しいでしょうか?
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回答
1件の回答
新卒で一般病院に勤務している理学療法士です。
とても不安なのが伝わります。
確かに、老人保健施設での利用者様のリハビリというのは幅が狭いですよね。それに、質問者様が書かれているみたいに、向上心のない利用者様や消極的なご家族様、たくさんいらっしゃいますよね~。
私は、一般病院ですが、老人保健施設で転倒し、骨折してしまい手術、リハビリ目的で来られる患者様を担当させていただく機会もあるので分かります。利用者様やご家族様がそのように考えてしまうのも無理はないかもしれませんね。ご高齢というのもあるし、ご家族も無理に動いて転んだりされるとまた大変な思いをされますもんね。ですので、転倒しないように基本的動作の向上であったり、注意分配の練習であったりというのが大切です。
質問者様もそういったところに重点を置いて、リハビリをされているみたいですし、それはとても自身を持っていいことだと思います。何も知らないんじゃないですから。
そして、更に回復段階を勉強したい、リハビリに携わりたいというお気持ちは素晴らしいです。だから、決して老人保健施設から一般病院への転職は駄目じゃないですよ。むしろ、その向上心が素晴らしいので是非病院で頑張ってほしいです。
もちろん、転職してしばらくというのは初めての事も多いでしょうし、実際老人保健施設でのリハビリの考え方と一般病院では違います。若い方もいるので、とても向上心に満ち溢れている人もいます。だから、初めは力不足とか不甲斐ない思いがあるかもしれないですが、勉強すればいいんです。分からないこと、知らなかったことは勉強すれば全てあなたの力になります。もちろん、今までの考え方やリハビリ技術は活かされますしね。
何も恥じることもないし、付いていけないなら付いていこうと努力すれば必ず追いつきます!質問者様のその熱意、無駄にしないでくださいね!!