地方の通関士と主要港の通関士は仕事量が違う?314view

現在、都内のメーカーで働いている30代の会社員です。念願の通関士資格を取得したので、通関業者に転職を希望しています。
現在、都内で勤めてはいますが、ゆくゆくのことを考えてそろそろ地元に戻ろうかなとか、都内で仕事を探そうかと悩んでいます。

そこで、通関士をされているみなさんにお聞きしたいのですが、地方で仕事をしている通関士さんと主要な港などで仕事をしている通関士さんで仕事量って違うものでしょうか?
物の動く量が違うというのは想像がつくのですが、実際の仕事の量的にはどうなのでしょう?

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回答

3件の回答

  1. catena 2017/08/05 16:29

    30代の女性通関士です。主要港で通関審査をやっていますが、件数的にいうと1日あたり60~70件ぐらいです。私が扱っている審査は大手通販業者の衣類ですが、衣類はどんどんと新しいデザインのものが出るので審査が大変です。
    出来るだけ早いタイミングで仕様書や写真をもらい、不明なものは事前教示に出すようにしていますが、その事前教示の手配に結構時間が取られています。
    自社の地方港などは同じような通販業者の仕事でも入ってくる荷物量も少なく限られているので、まだ楽だとは話しています。ただ、地方の場合通関書類の作成も通関士がやるところも多いので、そういう意味では件数が多いと手間がかかるようですね。

    地方と主要港だと、確かに通関の審査件数にすると主要港が群を抜いていますが、時にその地方でしか扱わない地場の貨物があったりしてその際は、実績がないので大変だと聞きます。また税関職員の対応も、主要港だと税関の審査件数も多いのでアバウトにしてくれることも多いものです。しかし、地方港だと審査経験がない貨物だと検査にかかることが多いなど、苦労しているようです。

    主要港と地方港はそれぞれにメリットデメリットがあるのでないかなと感じています。

  2. tanquam 2017/08/03 17:44

    地方で通関をやっている30代の通関士です。

    地方と主要港の仕事量の違いの質問についてですが、量と範囲と質が違うといったところだと思います。僕自身が勤めている通関業者は全国区にあり、時に通関士部会という通関士同士の意見交換会みたいなものがあります。そこでいろいろと話を聞いていると、主要港は全体的な通関件数が地方に比べて何十倍もあります。しかし、通関士の数も多く審査を行うチームを組んでいて、中でも簡易なものと難解なものでさらにチームを組んでいます。

    簡易な審査を行うチームは楽かというと、件数が飛躍的に多いのと、その分ケアレスミスを起こしやすいというデメリットがあるようです。簡単だと思うと、ミスを見逃してしまったりするんですよね。

    逆に難しい通関審査をやっているチームはというと、一人あたりの件数は少なめですが、分類品目が多いものと評価が多いものがキツイようですね。特に分類は、過去実績や事前教示などをすべて洗い出していくので時間がかかります。

    僕が今いる地方港はというと、お客さん別に通関を受け持っています。また仕事のレベルも経験者が難しいものを扱い、経験がない人は楽なものから慣れていくといった具合です。審査件数自体は多くて15件程度で、少ない時は5件程度のこともあります。地方だと入港する船の便数が少ないのもありますね。
    また、地方港の場合は通関書類の作成も同時に行い、他の通関士がチェックするダブルチェック制度が主流ですので、仕事は審査だけではないのがメインです。

  3. intellexi 2017/07/29 18:19

    40代の通関士です。20年選手です。
    私は若い頃は同じく都内で勤めていましたが、40を前にして地元の通関業者に転職しました。主要港と地方の通関士の仕事量ということですが、仕事の量が多いだけに全く違います。主要港だと在籍している通関士の数も違いますが、審査件数も違いますね。

    主要港だと、基本通関書類を作る人間はひたすら書類を作り、分からない点は営業に振るといった感じです。そして通関士は審査をしては、不明点を通関書類作成者に返すといった具合です。
    1日の審査件数はといと50~60件ぐらいですね。簡単な通関だとそこまで時間がかからないのですが、難しい通関の審査だと書類作成者に情報の確認を求めては、お客さんの返事待ちになるので、どうしても時間がかかってしまいます。

    地方港の通関士の場合は、審査だけでなく通関の書類の作成や営業的な仕事も一人でしているので、1日多くて10件程度です。地方でも大手の企業の通関を専門的にしている場合は、1日20~30件とかもあるようですね。

    審査で扱う商品のバリエーションは格段に主要港が多いですね。だからいろんな経験を踏めるという意味では非常にメリットがありますが、細やかに教えてくれる人もいないので大変ではあります。地方はある程度商品がきまっているのでそういう意味では楽ですが、まれに変わったものが来ると経験がない人が多く苦労します。

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