今は他の分野で営業の仕事に就いているのですが、元々興味があり気になっていた旅行業界に転職したいと考えています。
法人営業の仕事内容や、一日の流れ、どんな時にやりがいを感じるのかなどを教えて欲しいです。
質問
旅行業界の法人営業、仕事内容は?1029view
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回答
1件の回答
華やかな世界だと思われることの多い旅行会社。
お客様と対面でご相談を承る旅行会社カウンター職、手配・発券などの事務職、ツアーの添乗員。とその職種は様々です。
その中でも、今回はご質問にあった「法人営業職」について詳しくご紹介しますね。
旅行会社でも法人営業職ってあるの?と疑問に思う方も少なくないかもしれませんが、実は多くの大手旅行会社では新入社員のほとんどは営業職を経験します。
顧客として最も多いのは一般企業ですが、その他にも組織団体や宗教団体、公共団体など団体旅行の顧客は様々です。
教育旅行を担当する営業職であれば、修学旅行という大きなマーケットもあります。
法人営業職が担当する法人団体旅行は、一般企業の社員旅行はもちろん、優秀セールスマンへの報奨旅行、社内表彰旅行、メーカーのキャンペーン旅行、保険会社の代理店報奨旅行などターゲットも様々です。
こうしたターゲットを目指して顧客へ営業をするのが、旅行会社の法人営業職です。
大まかな1日の流れは以下の通りです。
出社後まずはメールチェック、緊急の手配・予約・変更依頼があれば社内の事務職(手配・発券をメインとして行う内勤職)の方へ依頼します。
基本的には外回りが営業職のがメイン業務のため、例えば9時出社であれば9時半~10時の間にはセールスへ出発。
時には顧客との打ち合わせが早朝のこともあり、顧客先へ直行することもしばしばです。
日中~夕方まではひたすら外回りです。アポイントのある顧客との打ち合わせを中心に、空き時間には既存顧客への挨拶回りをします。
挨拶回りでは今年の団体旅行の進捗状況(どの時期に、どの方面、人数、他社からのアプローチ等々)を聞き出しつつ、
新規ツアーのパンフレットをご案内し個人旅行の取り込みも欠かしません。
さらに空き時間がある時や新人時代には新規飛込セールスをします。
例えば企業HPより社員旅行の実施情報を得られる企業があれば飛び込んでみて、「社員旅行等のイベント担当者にご挨拶を」と持ち掛けるのです。
新入社員であれば大きなビルを上から下まで1軒1軒飛び込んでみる、なんてことも良くあります。
そして夕方16~17時頃には帰社し、ここから内勤作業を開始します。
見積中案件の行程・見積作成や、受注済み案件の契約書作成・行程調整・手配確認、帰着後案件の精算・請求書作成等々です。
なかなか定時で帰れることは無く、毎日1~2時間の残業は当たり前の生活でした。
その他、自分が受注した団体で添乗員を依頼された場合や、他社員の添乗員付き団体で担当社員が行けない場合などには、当該団体に添乗員として同行することもあります。
特に春・秋の行楽シーズンには月に2~3回の日帰り・宿泊ツアーに添乗することもあり、国内外色々な所へご案内します。
私も国内は北は北海道から南は沖縄まで、海外はハワイ・グアム・ヨーロッパ・アジア等々、色々な所へお客様をご案内してきました。
普段は外回りセールスや内勤作業に追われて息つく間もない法人営業職ですが、添乗で国内外へ行けるとやる気も出て、また頑張ろう!と思えますよ。
大変ですがやりがいのある仕事です。転職の際の参考にして下さいね。