一般企業勤務から保険薬剤師への転職で注意すること45view

薬学部を卒業して以来、医療系のIT企業に10年勤めています。
今の仕事には誇りを持っておりますが、やはり薬剤師の資格を生かした仕事で患者様に貢献したいと思い、このたび思い切って保険薬局への転職を考えております。

今まで医薬品のデータベースを作成する仕事でしたので、薬品名や薬効はある程度は分かりますが、ずっとオフィスでの勤務でしたので、医療機関への就職に不安を抱えています。
どのようなことに気を付けたほうが良いのかや心構え、またやりがいなども教えていただきたいです。

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回答

3件の回答

  1. requietum 2017/07/17 3:26

    私も4年前に企業での勤務から保険薬局の薬剤師に転職しました。
    私の場合はMRだったので、医薬品の名前などは勤めていた製薬会社のものしか分からず、保険薬局に勤めた直後は正直大変でした…。同じ企業に勤めていた同期のMRも同じような時期に他の保険薬局に転職したのですが、彼は1年で辞めてしまいました。
    参考になるか分かりませんが私たちの経験談がお役に立てれば幸いです。

    まず、私が一番最初にぶつかった壁は薬品棚の薬品の場所を覚えることでした。
    私の勤務した薬局は医薬品が五十音順に並んでおらず、薬効別に並んでいる薬局でした。
    例えば抗生物質が処方された処方箋を調剤するとします。でもその当時の私はそれが抗生物質だということすら分からなかったので、抗生物質がある棚行ってその薬を見つけることができないわけです。そうすると逐一周りの薬剤師さんにこの薬はどこにあるかと聞かなければいけません。しかも処方箋は何十枚も来ますので一日それを繰り返していると肉体的にも疲れる上に、自分の不甲斐なさで他の薬剤師さんに迷惑をかけていることが精神的な負担になり一日の終わりにはもうクタクタでした。

    実は同期のMRはそれに耐えられず薬局を退職してしまいました。MRという営業職で人と接し続けてきた我々にとって医薬品というものを取り扱う仕事は、慣れていないせいもあるのでしょうが、かなりのエネルギーが必要でした。
    でもこれは時間が経てば経つほど早く正確に調剤できるようになります。今では私も他の薬剤師の方たちと同じレベルで調剤できるようになりました。

    他にも処方解析や散剤の分包、薬歴の記入、投薬業務などいろいろなことを学びました。
    中でも一番やりがいを感じるのは投薬業務ですかね。長年営業を続けてきたことで初対面の方とのコミュニケーションは慣れていますので楽しく仕事ができます。ご高齢の患者さんに理解してもらうために、製薬会社にイラスト入りの資料を頼んだり、あるいは自分で資料を作ってみたりもしています。患者様が「これ、分かりやすいね」とおっしゃってくれる時は本当に嬉しいです。
    あとこれは余談ですが、薬局では白衣を着て勤務するので企業のように一日スーツで過ごさなければいけないことがなくリラックスをして働くことができる気がします。

    保険薬剤師として働くことは企業勤めと全く違う環境と業務内容ですが、今までの経験が役立つことも多くあります。私自身は今とても充実していて転職をしてよかったと思っております。

  2. arcana_c 2017/07/13 18:17

    保険薬局で管理薬剤師をしている者です。管理者の立場から回答させていただきます。
    勤務内容も大事と思いますが、就職するにあたっての難しさなどは考えていらっしゃいますでしょうか?
    企業から保険薬局への転職となりますと、勤務内容よりもまず面接や書類審査を通過するのが難しい可能性があります。ほとんどの薬局が調剤の経験者を募集しているからです。
    と言いますのも、調剤をしたことがない薬剤師には何もかも一から教えなければいけないことがとても多く、ただでさえ忙しくごった返している勤務の中で、新人を教育するための時間をとることはとても厳しいのです。
    今は新卒の薬剤師も6年制を卒業していて、病院実習や薬局実習をしっかりしてきていますので、卒後10年で調剤経験がないというと新卒生よりも教育する時間がかかってしまうのではないかと雇用する側が考えてしまう恐れがあります。

    ただ、医薬品名と薬効は理解されているとのことですので、患者様に薬をお渡しする投薬業務はある程度スムーズにできるかもしれません。多分面接ではそこをアピールした方が良いように思います。
    一から薬剤師業務を学ぶことはかなり大変でしょうが、医薬品業界にいらっしゃったのなら今までの経験が役立つこともあると思いますので、一歩一歩頑張ってください。

  3. paupertas 2017/07/12 15:46

    保険薬局での勤務歴30年以上の薬剤師です。
    まず、「患者様に貢献したい」と書かれていらっしゃるのを拝見し、素晴らしいと思いました。医療機関に勤務する上で最も重要な心構えだと思っております。
    企業にお勤めの場合は実際の患者様に接することなどあまりないと思いますが、多くの患者様はご高齢の方で人生経験が豊富な方です。どのような心構えでこちらが働いているのかをあっという間に見抜いてしまいます。いかに誠実に、思いやりをもって働いているかが患者様の治療へのモチベーションにもつながりますので今のその心構えを忘れずにいていただきたいなと思いました。

    業務についてですが、これは薬局によっても規則など違いますので、勤務された薬局でこつこつ覚えていくしかないと思います。処方箋内容も処方する医師により癖がありますし、その処方箋に応じて約束処方を予製しておくなどそれぞれの薬局が正確に素早く調剤することで患者様の待ち時間を減らす努力をしています。

    どの薬局にも共通していることは、正確に調剤し、正確にかつ安全に患者様に服用していただくということでしょうか。
    とにかく患者様の命を預かっている仕事ですのでミスが許されないことを頭に入れておかなければいけません。また、正確に服用していただくために、患者様には分かりやすい説明を心がけます。
    企業での仕事ならば専門用語での会話がある程度なりたちますよね?しかし私たちの説明する相手はあくまでも患者様なので、専門用語はできるだけ使わずに説明することが必要です。私たち薬剤師は、何が専門用語かも分からないくらいに日常で専門用語を使ってしまっていることもあるので、患者様から指摘されて気づくことも多いです。

    やりがいに関してですが、やはり患者様が直接「ありがとう」と言ってくださるときに感じます。直接患者様に接しているからこそ聞くことができる感謝の言葉は仕事でのストレスや疲れを一掃してくれます。また、処方のミスを薬剤師が見つけてそれを正した時には薬剤師の存在意義を見出すことができ大きなやりがいを感じます。

    新しいことを沢山覚えなければいけないとは思いますが、半年もすれば全体像が見えてきて働きやすくなると思いますよ。

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