首都圏の私立大学を出て、家具メーカーで働いて6年経ちました。
2ヵ月程前実家で父親が脳梗塞で倒れ、長男である僕は実家に戻ることを決意しました。
実家の近くで職探しをしていたのですが、ある菓子問屋業の会社の募集要項に目が留まり、そこに応募しようと思っています。ただ、未経験の業種のため仕事内容とか将来性とかが、よく分かりません。
僕の出身地は人口が少なく、元々企業の募集も少なく、選択肢があまり多くないのです。それほど高望みはしていないのですが、応募する前にある程度の状況を把握しておきたいと思います。地方の菓子問屋の現状や将来性について、教えていただける方、回答をお待ちしております。
質問
地方での再就職、菓子問屋の現状と将来性について知りたい169view
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回答
2件の回答
僕もUターンで、地元のスーパーに転職しました。
はっきり言って、後悔しています。
給料は以前の仕事に比べると4割減です。それでもやっぱり最初は生まれ育った故郷で働けることに前向きでしたが、所得の低さには、やはり戻ってくるんじゃなかったなと思わざるを得ません。
最近、僕の働いているスーパーがどこかに吸収されるのではないかという噂を耳にしました。最近、売上もガタ落ちだし、最悪倒産もあり得るのかなと不安でいっぱいです。また東京に戻って仕事を探そうかなと思っています。
東北の地方都市のお菓子問屋に勤めて15年になります。現在、営業職をやっています。
まず、現状からお話しします。
私の住んでいる地方都市にも最近、大手コンビニがものすごい勢いで進出しております。うちの古くからの得意先であった小売店は、大幅な売上減少、あるいは廃業を余儀なくされています。地場スーパーにおいても状況は同じで、首都圏に本拠地を置く、スーパーやホームセンターがどんどんできて、お客さんを奪われている状況です。うちの会社でも、それに伴い、売上が年々減少しております。
経営陣はこのような状況を切り抜けるべく、様々なことをやっています。例えば、コインランドリーの経営、リサイクルショップのフランチャイズに加盟したりなどです。しかし、思ったような結果は今のところなく、むしろ会社の利益をより減少させている事態となっております。
私が思うにそもそもの原因は、地方の人口減少にあると思います。人口が減るということは市場規模がどんどん縮小しているわけで、もっとわかりやすく言うと、胃袋の数がどんどん減っているということなのです。
首都圏の企業がこんな片田舎の地方まで進出してくるということは、日本全体の胃袋の数が減っているということでしょう。大きな企業であればあるほど、経営を維持するための必要経費も相当な額になると思います。だから、新しい市場を求めて、こんな片田舎の地方都市までも進出せざるを得ないのだと思います。
地方都市の菓子問屋が生き残っていくためには、従来のような地域に根差した密着型の経営では、成り立たないと思います。
幸い今はインターネットが普及しており、地方であろうと都市であろうと、会社の本拠地など関係ないと思います。地方であっても、上手くインターネットを利用できれば、売上を伸ばすことができるはずです。
ただ、私の会社ではパソコンができる人材が乏しいです。だから、最も必要としているのは、その方面の知識に富んだ人です。
質問者さんが言っている地方の菓子問屋が、どんな新しい分野にチャレンジしているのか不明ですが、うちと同様、インターネットの知識がある人材が必要なのは同じだと思います。別に菓子問屋に限らず、地方の古い体質の企業はどこも同じ状況なのではないでしょうか?時代に取り残された企業であるということには、違いありません。
そこで、企業再生のためにどういうスキルが必要とされているのか、それを考えることが、地方企業への再就職の鍵となるはずです。