託児所と保育園の保育士について質問です。
仕事内容は違いますか?どちらが働きやすいですか?
転職するならどちらがいいでしょうか?
質問
託児所と保育所の保育士の違い、働きやすさについて38view
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1件の回答
保育所と託児所の違いについてですが、この二つの違いは、保育にあります。
託児所は保育所の始まりを忠実に守っているとも言える、託児機能の強い園です。
子どもを預かり、食事を与えたりお昼寝に沿ったり、天気が良ければお散歩などにも出掛けます。比較的保育に拘らず子どもたちを預かる事を主としている所を指します。
ですから、保育方針などはない所もあり、その日によってやる事はまちまちです。
子ども達が楽しんでいるか、安全・安心に子どもを預かれているかがポイントとなります。
対して、保育所はきっちりとした保育方針を定めてそれに沿った保育を行います。
保育もある程度一日の流れは決まっており、季節ごとの行事も充実しています。
子ども達の社会性を発達させる為に、年齢に応じた遊びを提供し、保育士も援助を行います。
また、保護者が参加する行事も行ったり、保育をオープンにしている園もあります。
そして、毎日設定保育が行われます。設定保育を通して子ども達の発達を促し、就学前には勉強に必要となる学業の指導も行います。(識字、文字書き、基本的な計算)
託児所は子どもを預かる事が主なので、なかなかそこまで手が回らないというのが現状です。
また、子どもを預かる環境も違い、保育所は縦割り保育を導入している所は3歳から縦割り保育が始まりますが、それまでは各年齢でクラスが別れている事が多いです。
対して託児所は、全ての年齢を同じ場で預かっている所もあります。年齢に拘らず、クラス分けを行っていないのです。
託児所のメリットは、非常に業務が楽だということです。
設定保育がないので、無理に毎日ネタ出しをする必要もありませんし、一日の仕事を終えてからプレ設定保育で上司から指導を受ける必要もありません。その時間を壁面製作や玩具作り、行事の準備に当てられるので、持ち帰りの仕事は普通の保育園よりもかなり少ないです。自分の時間を確保しながら働けるので、自分の時間を大切にしたい人には向いている職種です。
問題となるのは、昇進と昇給がなかなか回ってこない事です。
託児所のほとんどが保護者からの保育料で運営を行っているので、経営に余裕がある園はほとんどありません。正社員登用はかなり稀な確率になりますし、昇給もほとんどありません。アルバイト形態、パート形態の保育士が現場を回しています。正社員登用の求人を見つけるのはかなり難しいです。
転職を考え始めた時に、どちらの園で働いている方が転職が有利に運ぶかというと、それはやはり保育園です。業務が大変である分、沢山の経験を積むことが出来ます。その経験があれば、大体どの現場でも通用するので、人手不足が深刻な保育業界ではかなり重宝されます。
対して、託児所となると、設定保育などを任せる時に経験があるのか?と不安に思われてしまいます。また、行事の進行なども保育士が行わなければいけないので、経験がないと任せられないと判断されて、面接で落とされてしまう可能性もあります。
託児所で働きたいという人も、少しの間は保育所で働いて経験を積む事をオススメします。