新米の保育士です。毎日日誌を書いていますが、書き方が悪いと突き返されてしまうこともあります・・・
保育日誌の書き方についていいアドバイスがあれば教えて下さい。
質問
保育日誌がうまく書けなくて困っています202view
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回答
1件の回答
まず大前提として、「保育日誌」と「保育経過記録」の違いは理解していますか?
この二つの違いが分かっていないと、何度書いても良い日誌は書けませんし突き返されてしまいます。二つの違いを説明しますね。
・保育日誌
一日の活動や、保育士がどんな狙いを持って子ども達へ接したのか、その子ども達の反応を書き記すものです。他にも、天候や欠席者、何か行事があった場合は行事、設定保育の内容、一日の活動を通して狙いに添えていたかどうかの総括(反省)を書きます。
書くのはクラス単位の出来事です。
また、言った言わないなどのトラブルを防ぐ為にも、保護者への連絡事項もメモしておきます。
・保育経過記録
子ども達個人個人を書き記す物です。子ども達の個別の発達、変化、保育士・友達との関わり、気になる点がある場合は気になる点を書き記します。
他にも、家庭と話し合った内容、特に次のクラスの担任に引き継ぎたい事、情緒や運動、感性、表現力、言語能力なども書き記します。(発達障害などが見つかった場合もこちらに書きます)
これは保育士のみが見る事が出来、大切なプライバシーなので絶対に保護者には見せてはいけません。
ポイント①活動だけを詳細に書いてはダメ、子ども達の反応も添えて!
よく勘違いして、設定保育や一日の流れを詳細に日誌に書く人がいます。
活動を詳細に書くのは良いですが、それに子ども達がどんな反応をしたのか、どんな心情的な変化があったのかも添えましょう。
保育士は毎日ねらいを持って子ども達と接します。そのねらいに添った声掛けや働きかけが出来ていたか、子ども達はそれに対しどんな反応をしたのか、どんな変化が見られたのか、子どもの心情を添えると上手く書けます。
ポイント②先に狙いを決めておく
書きやすいポイントとして、先に狙いを決めてそれに沿って行動する方法があります。
狙いを決めて動く事で、後から思い出しながら書く際に、活動した内容を思い出しやすいです。
保育の現場は非常に忙しく、メモを取れない事が多いので、この方法は非常に有効です。
特に、0歳児や1歳児前半など、なかなか子どもの発達が見えずに日々の保育で何を書けば良いかと悩む保育士には特におすすめです。
ポイント③6W2H
文章を相手に分かりやすく伝える手法、そして保育日誌を書く際に役に立つ「6W2H」というものがあります。
この6W2Hは、When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、What(何を)、Why(どうして)、Whom(誰と・誰に)、How(どうやって)、How much(どれくらい)を指します。
上記の事を書くと、保育日誌は完璧に書く事が出来ます。
また、これに保育士が行った具体的な対応や言葉かけも書いておくと見返した時に学びにも使える日誌になります。
ポイント④ある程度決まった文章を用意しておく
定型文を作っておく事も、日誌を早く書くコツです。日誌の定型文は、保育雑誌にも沢山載っていますし、少し文章を変えて自分なりにアレンジすれば立派な文章になります。
文章を書くのが苦手な人、まとめるのが苦手な人は、テンプレート(定型文)を用意しておけば良いでしょう。
例えば、
・〇が起こった為、〇が必要だと感じました。〇までに改善を行います。
・〇君は〇の場面で「~」と言っていた為、〇ではないかと考えました。そして「~」と声掛けを行うと、〇君は納得し、再び遊びに取り組んでいました。
・〇さんのおうちから〇というお話がありました。保護者は〇を感じて〇を言うに至ったと思うので、その気持ちを受け止めた上で〇と返事をしました。
などの文章を前もって作っておくと、中に子どもの名前を入れたり起こった事を当てはめて書けば良いので、普段の日誌が楽になると思います。
番外編:毎日子ども達の一言日記を名前順に書いていく
これは月案を書く際や、進級時に製作する書類を書く時に非常に役に立ちます。
あ行の子から順番に、一日一人に絞って一番心に残った事を書くだけです。
1分~2分で終わりますし、逆に浮かばなければ全然自分が子どもと接点を持てていないという事なので、接する時間を作ろうと意識するきっかけにもなります。