新聞社のアルバイトや臨時職員から正社員の記者になれるか138view

20代の男性です。大卒で一般企業に就職しましたが、事情があって1年程度で辞め、現在はフリーターのような生活をしています。

もともとマスコミというか記者になりたいと思っていますが、職歴も中途半端なので中途採用を受けるのも不安です。そこで例えばアルバイトのような形で新聞社に入ることが出来たら、それをきっかけにして正式に記者になることは可能でしょうか。
そもそもアルバイトを採用しているかどうかもわからないのですが、正社員以外の採用の実態や、その後の正社員への登用状況などがわかるとうれしいです。

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1件の回答

  1. 77setaka 2017/06/04 13:34

    職歴だけではなく就職への思いも中途半端な印象ですね(笑)。正直、ちょっと甘いのではないかと思います。順を追って説明しますね。

    私は県庁所在地にある新聞社で記者をして10年ほどたちました。直接採用に関わっている訳ではありませんし、あなたが希望するようなルートで就職したわけでも記者になったわけでもありません。なので、私の勤務先の事情を一般論としてお話いたします。

    編集の現場で正社員以外が勤務しているケースは、大きく二つに分けられます。
    一つは会社が非正規雇用(もしくは非常勤職員)として期限付きで採用している場合です。業務は本当にさまざまで、例えばどこの新聞にも載っている「おくやみ」の原稿作成。一般的におくやみは葬儀屋さんから葬儀内容の連絡があり、これをもとに原稿を書きます。遺族に事実関係の確認と掲載可能かどうかを聞いた上で出稿するのですが、この一連の仕事をします。
    それから原稿運び。編集現場の仕組みをご存じないかもしれないので説明しますが、記者が出稿した原稿は最終的に本社各部(政治、経済、社会、文化、スポーツなど。地方の話題の場合は地方版を担当する地方部などの場合もあります)を経由して、紙面のレイアウトや見だしを付ける整理部(名前は会社によってさまざまです)に届けられます。整理部も基本的には本社に置かれているので、先ほど名前を挙げた各部と整理部は同じ場所にあります。ただ、本社各部のチェックを受けた原稿は紙に印字されます。この紙を整理部の担当者に持っていく仕事が原稿運びです。「たったそれだけ?」と思われるかもしれませんが、夕刊朝刊の締切間際は大量の原稿が出稿され、それぞれの部がその処理に相殺されますので、スピーディーな紙のやりとりに人手が必要なのです。
    このほか、庶務に当たる業務もあります。編集のイメージではないかもしれませんが、例えば記者の出張旅費の処理や、備品の管理発注など、こまかな、でも必要な雑務がたくさんあります。これらは上司にあたる人は社員ですが、働いている人は非正規の方がほとんどです。どのポジションで働くかはその時々の人の配置具合で決まりますし、複数の仕事を担当することもあります。
    新聞社はほぼ24時間稼働しています。なのでこれらの仕事の採用も昼夜でわけています。昼間の勤務は主に主婦だったり、あなたのようなフリーターにあたる人がたくさんいます。一方、夜間は大学生が中心です。
    採用は定期的に会社のホームページや、人材派遣会社を通じて募集が公表されます。実は想像以上に狭き門なんですけどね。給与は時給か日給ですが、そこらへんのアルバイトよりはるかに高いためです。それでいて業務は肉体労働ではないし、へとへとになるようなものでもありません。なので人気が高いのも頷けます。ただし、仕事に対する姿勢は厳しく問われます。情報を扱っている会社なので守秘義務は絶対です。勤務中のスマートフォン使用を禁じている会社もあるようですから。

    二つめのケースは編集の各部がアルバイトを採用するケースです。こちらは主に昼間。それぞれの部に関係する新聞各紙の記事をスクラップしたり(もっとも今はどの社もデーターベースが完備されているので、この業務自体はかなり少なくはなりました)、経済部などはメーカーや企業から毎日山ほど情報提供などのリリースがファクスでおくられてきますので、それを処理したり、スポーツ部では地方版に載るような小さな大会の記録などを原稿にしたりする仕事があります。
    採用に至る決定権は各部にありますが、採用そのものは会社として行いますので、最初のケースと同じやり方で募集することがほとんどです。ただ、ほぼ昼間限定ですので学生を取るケースは少なく(そもそも学生の応募もあまりないと聞きます)、主婦やフリーターが多いのは最初のケースと似ています。また、どちらのケースも、長く勤めることで情報管理が難しくなったりする懸念を考えて「3年程度の期限付き、更新なし」というのが多いと思います。

    さて、これらの仕事を経験して記者になれるのでしょうか。結論から言うと、非正規の仕事をしたからといって、正社員になりやすいと言うことは一切ありません。正社員として記者になる場合は入社試験を受けるのは当然です。面接時に「この会社でこういうアルバイトで2年間働いていました」ということは出来ますし、それで話題が広がったり、採用側にとっては新聞社の仕事の実情(きつさや不規則さ)を目の当たりして知っているという点は、印象が悪くなることはないでしょう。実際、私の同僚や部下にも、学生時代に夜間、編集現場で原稿運びなどのアルバイトをしていた人は結構います。だからといってそれがすごく追い風になったということはありません。

    ただ、前述したように編集現場の雰囲気や業務内容を体感できるというのは、ある意味インターンシップで得られることと同じです。本当にこういう仕事が出来るのか、向いているのか。皮膚感覚で確かめられるというのは就職のミスマッチを防ぐ意味でもメリットですから、募集があるなら検討してみていいと思います。でも何度も言うように直接採用には結びつかないので、そこは甘く考えないでおきましょう。

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