不動産鑑定士を取得。働くなら不動産ファンド業界?312view

新卒の時には就職活動がうまくいきませんでした。大学ではろくに勉強もせずに遊び呆けていた事も災いしたのでしょう。特に何がやりたいという事も見えないまま、自分を拾ってくれた不動産鑑定業を営む個人事務所に就職して5年間、資格取得の勉強を重ねながら、多種多様な物件について鑑定評価のサポートを行ってきました。不動産鑑定士の試験はかなり難関の試験でもありますので、実務をやっていてもなかなか試験には合格できませんでしたが、今年ようやく2次試験を突破する事ができました。試験に合格したら自分に自信が持てるようになり、もっと大きな舞台で仕事をしたい気持ちが強くなってきました。今の事務所には本当にお世話になりましたが、ここで一区切りつけたいと思っています。転職先としては、不動産ファンド業界が一番これまでの経験を活かせそうかなと思っています。一方で、不動産鑑定士はかなりの難関資格でもありますから、他にも良い選択肢はありそうな気もしているのですが、いかがでしょうか?

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3件の回答

  1. 8ff 2015/03/03 23:05

    「舞台が大きい」というのは、例えば新聞紙面等で取り上げられるような仕事をしたいという事でしょうか。もしそうなら、そういった感覚的なもので大事な仕事を決めても良いものか疑問です。想像するに、現在の個人事務所でなさっている鑑定評価業務は、あまりスポットライトが当たらず、とても地味なものなのでしょうね。きっと。誰からも注目される事のない仕事よりも世の中で話題になるような事に関わってみたい、最近何かと話題の不動産ファンド業界ならそんな自分の気持ちを満たしてくれるのではないか、というお考えと想像しますがいかがでしょうか。当たらずとも遠からずでは?
    もしそういう事なら今の鑑定事務所に留まる事をお勧めします。というのは、同様の理由でかつて私も不動産ファンド業界に転職しました。比較的大手のファンドでしたから、自分が取得に関わった案件が専門誌に掲載される事が実際にありました。しかし、ただそれだけなのです。誌面で記事を見た最初の一瞬だけ嬉しい感覚はあったものの、それ以外は何もありませんでした。当時社外の知人から数多くの有名案件に関われる機会があって羨ましい、などと言われていましたが、自分自身がやった事は取得する物件の社内における価格査定に過ぎないわけです。そして、社外からの見え方と社内での感じ方には大きなギャップがある事を実感しました。
    そんな風に考え始めてからは、古巣の鑑定事務所の事が気になってしょうがない状態になり、かつての私の部下が、私や他の同僚がいなくなった後、トントン拍子に出世して、鑑定事務所の共同経営者にまでなっていた事を知りました。私がそのまま前職に留まっていても結果は同じだったかもしれません。しかし、そういうスピード昇進の可能性を考えると、少し早まったかもしれないという思いはあります。

  2. kangaroo_win_17 2015/03/01 20:02

    不動産鑑定士としての経験を十分に活かしたいと考え、かつ、不動産ファンド業界に行きたいのであれば、特定の資産種別に特化したファンドは止めておいた方がいいでしょう。鑑定事務所より給料は高いかもしれません。しかし、オフィス専業ファンドや住宅専業ファンドだと鑑定士としての幅広い経験は望めません。オフィスの賃料査定ならまだしも住宅の賃料査定はとても退屈です。資格は必要ないくらいです。

    私は不動産鑑定士ではありませんが、以前所属していたファンドでオフィスも住宅も査定していました。4年やってすっかり飽きてしまったので、昨年に商業施設や物流施設を取り扱うファンド運営会社に移籍しました。今はまだ楽しんで仕事はやっていますが、そのうちまた飽きる気がします。

    どうせ不動産ファンド業界に飛び込まれるなら外資系ファンドはどうですか?選り好みせずに色々な種類の不動産に手を出しますから、多種多様な不動産を評価する機会に恵まれると思います。経営のスピード感もあります。おまけに売買で一発当てた時のリターンは相当大きいです。

    ただし、突然解雇になるリスクもありますし、ワークライフバランスをとる事はまず間違いなく難しくなりますので、そのリスクを十分に吟味しながら検討してみて下さい。できるにこした事はありませんが、不動産鑑定士であれば英語の能力を厳しく追及される事はないでしょう。外資なのに英語がそれほど必要ないというのは魅力的なポジションです。

  3. hid_now 2015/02/25 22:00

    私も同じように不動産鑑定事務所で修業を積み、試験合格を経て今では不動産鑑定士の身です。やはり合格とともに勤めていた鑑定事務所を退職する事はすぐに考えました。特に私の場合は、待遇面での不満がありました。不動産鑑定士になってもその待遇はあまり変わらないような給与体系だったので、「こんなに難しい国家資格をとっても、こんな給料しかもらえないのか」と失望し、もっと待遇の良い会社を探そうというのが本音でしたが。結果今は、銀行内部で担保不動産を評価する仕事に就いています。慣れるまでに時間はかかりましたが、不動産鑑定士としての知識や経験を存分に活かせる仕事ができているので、非常に満足しています。慣れるまでに時間がかかったのは、鑑定事務所に比べれば非常に大きな組織なので、守らなければいけないルール等、制約が非常に大きく、物件評価に関わる関係者が多いため、段取りや根回し等の調整業務の比重が高いからです。また、そういった仕事のやり方だけにとどまらず、不動産鑑定評価に対する考え方が大きく異なります。これは、専門職としての不動産鑑定士としての職業観にも関わりますので、そこに自分が固執していた時は、かなり苦しみました。多くの情報収集を短時間のうちに行って算出する評価額がことごとく否定され、上席のレビューを経る度に全く異なる評価額に塗り替えられてしまうのです。しかも、上席の中には不動産鑑定士の資格を持っていない人間すらいるのです。この壁を乗り越えるのが一番大変でした。「何故不動産鑑定士でもない人間に、有資格者である自分の評価が訂正されなければならないのか?」今思えば、自分のくだらない自尊心が不満の原因でした。しかし、自分の評価に加えられる修正は、ほとんどが上方修正である事に気がつきました。評価が嵩上げされた結果として、担保としての評価額が高めになり、その分融資実行されやすくなっていたのです。結局銀行というのは融資が成立してナンボの世界ですから、常に保守的な評価をして融資実績があがらなければ仕事をしていない事と同じなのです。それに気付けた時、不動産鑑定士としての仕事は、杓子定規な値付け屋でない事を初めて理解できました。「依頼人によって不動産鑑定評価の目的が異なる事を理解しつつ、職業倫理を逸脱しないようにどこまで依頼人のための鑑定評価ができるのか」という視点になった時、少しずつ職務に対する意気込みが変わってきました。私の場合は、銀行の融資部門が依頼者になるのですが、将来的に他の企業に行ってもこの考え方に基づき鑑定評価を行っていけば、どこに行ってもきちんと組織に貢献できると確信しています。貴方が不動産ファンド業界に挑戦されるのであれば、どのような鑑定評価を行うのがファンドの利益に適うのか、短期間に気付く事が重要かと思います。私のように銀行の不動産ファイナンス関係部署で働くという選択肢もあります。

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