これからポートフォリオをまとめようとしている28歳男性です。グラフィックデザイナーをしています。
まだ退職をしておらず、転職先も探している状態です。
応募の際に、ポートフォリオを必要とする企業がほとんどの為、ポートフォリオを先に作っておこうと考えています。今までポートフォリオを作った経験が学生の頃であり、社会人になってからは今回が初めてです。
皆さんは、どのような事に気をつけて制作をされましたか?
技術的な面や制作の意図などを考慮して作られていると思いますが、皆さんの経験談を教えてください。
また、デジタルとアナログのポートフォリオ、どちらが良いのか検討中です。その点についてもお聞かせください。
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質問
グラフィックデザイナーのポートフォリオの作り方や注意点870view
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回答
6件の回答
僕が見た中で、惜しい!勿体無いと思った事例をお伝えさせていただきます。
その作品集の中身は、比較的大きなブランドに携わったものが多くあり、クオリティーとしても高いものばかりが載せられていました。しかしながら、見る側の私にはまったく興味をひく要素がありませんでした。
一体何がいけなかったのでしょうか?
それは、携わった仕事に対して、その人が何を担当したのかが全く記載されていなかったからです。
大きなブランド、大きな仕事になればなるほど沢山の人と一緒に仕事をするはずです。それなのに、そのプロジェクトで一体何に自分が携わったのかが見えてこなければ、どんなにビジュアルが良くても薄っぺらなものになってしまいます。
「うーん、凄いのは解るけど、これでこの子は何をやったのだろう?」「何がこの子の仕事だったんだろう?」と疑問が浮かぶ、受け手に情報が伝わらない作品集になっていました。
結局、郵送されたポートフォリオではイマイチ内容が伝わらなかったので、実際に面接をした際にアートワークの説明をしていただきましたが、面接で聞くようならそもそも郵送する意味がない・・・と思ってしまいますね。
面接の際は人間性や、お互いの質疑応答、業務内容のマッチングにつて時間を割きたいので、あらかじめ書類をいただいている訳です。デザイナーは複数の人と一緒に仕事を進めていくのですから、しっかりとアプローチができるように注意が必要だとアドバイスさせていただきます。
私が印象にのこっているポートフォリオで良かったものを一つご紹介いたします。
1年ほど前に私が面接をした時に見せていただいた、A3サイズの大きなファイル(中は袋状の一般的な形態)に入れられたポートフォリオについてです。それは、応募者が面接の際に持ち込まれたものでした。
どの点が良かったのかというと、単純にサイズが他の方よりも大きく見やすかった事です。
通常作品集の規格としてA4サイズが圧倒的に多いですが、A4で見せられると細部がわかりにくくリアリティを感じられません。その方の作品の中は、ポスターなど比較的大きな印刷物の作品が多く、実寸はA1やB1などのサイズでしょうがA3で印刷されていてもインパクトがありました。
これがA4サイズであれば、魅力は減ってしまっていたかもしれませんね。
また、見開きで見せようと思えばA2サイズでのアピールもできるので、ポートフォリオを作る側としても表現の幅が増えるのではないかと思います。
その他、ファイリングした中には実際の物(ノベルティやフライヤー)も数点入っていましたので、その方のスキルやテイストが伝わりやすかったです。
大きさを変えるだけ、というのは単純な話ではありますが解りやすい例で、誰でもできる一工夫です。
見る側がいかに見やすいか?というのもアピールの一つの手だと思います。A4サイズだとページ数ばかりがかさみ、結果的に印象に残りにくいです。大きめのページにする事でページ数が減る方が、見る側は1ページ1ページに時間をかけられますので良いのではと思います。
30歳のグラフィックデザイナーをしている男です。最近は面接官をする機会も多く、投稿させていただきました。
僕の会社に届く書類では、デジタルデータでのポートフォリオが多いですね。メールに記載されたURLで拝見する場合もあれば、PDFデータで送られてくる場合もあります。もちろん、ファイリングした作品集を事前に送られる事もありますが、面接の際に持ち込んだ作品集を拝見するような形が多いかなと思います。
良し悪しに関しては、受け手の感じ方次第でしょう。PDFの場合だと、ウェブで確認して興味がもてなければそれで終了。興味を持ったあと、選考に進むため上司の役員に見せる際は印刷して手渡し。その際は、社内で刷ったレーザープリンターの仕上がりで、簡単な判断材料の為の書類といった印象ですね。
一方、ポートフォリオの本タイプ(ファイリングした物)で送られた物に関しては、デザイナーをしている自分も一目確認し、上司役員に確認の際もスムーズに渡せるので、面接側としては非常に楽です。本のサイズも送り手の自由な形式で送れるので、他の応募者との差をつけやすいのかな?中には本の外装をこだわる方もいらっしゃいますので、インパクトがありますね。
そういった理由から、僕は個人的に郵送でポートフォリオが送られてくる方が好きです。ですが郵送費や印刷コスト、手間がかかるなどの点からデータでの受け取りが多いです。特にそれが悪い印象になる、という訳でもありません。良い作品を作られている人には会いたいと思っていますので。
質問者さんが都合のいい方で、作成してみれば良いと思います。面接の際に実物を見せれば良いわけですから。
僕は面倒くさがりな性格なので、あまりポートフォリオに時間をかけませんでしたよ。
その分、数ページ(3枚程度にまとめた)の作品を履歴書と同封し、たくさんの企業に送るようにしていました。
実際にポートフォリオを大ボリュームで送ると送料もかかるし、印刷にも時間とコストがかかります。自分の作品の方向性を見て気に入ってくれた企業の方へのみ自分を知ってもらえればいいから、面接の際に一冊のポートフォリオを持っていくようにしていました(そのポートフォリオは10種程度の作品があります)
たくさんの作品があるよりも、自分が自信を持って見せられる作品を見せれば、それでいいと思っています。面接官もたくさんの作品を見ているわけですから、忘れられてしまうような膨大な量よりも、厳選された数点に絞ったポートフォリオにしました。
僕が大事にしたのは、行動する、とりあえず送る、コンタクトを取る事。
手元で右往左往しているよりも、見せていく中で変更すればいいし、行動せずにチャンスを逃すのが一番もったいない、と。結果的には、1ヶ月半ほどの就職活動で再就職が決まったので、特に苦労もなく今もグラフィックデザイナーの仕事をしています。
僕からは、作成時の注意点をひとつ。
前の回答者さんにありました、前職での資料や印刷物を暗黙で使用する際の行為について助言させていただきます。
僕が採用担当者として拝見していた、応募者のポートフォリオの中にあった実際の出来事です。
そのポートフォリオは、作品集としての出来栄えも良く色々なデザイン作品があり、その一部に前職で携わった名刺デザインが数種入っていました。
しかし、その名刺デザインの名前部分や写真、電話番号やメールアドレスなど個人が特定できるような情報がそのまま載せてあったのです。私は目を疑いました。
どんなにデザインが素晴らしかろうと、見せてはならない情報を隠さず安易に掲載し、注意が払えないのはどういう事だろう?とそのデザイナーの軽率な行動に呆れてしまったのです。
名刺のデザインそのものが悪いというわけではありません。掲載するにあたり、情報部分はぼかしをかける事やわかり易いダミーを入れるなどの工夫はできるはずです。
これだけ情報漏洩がメディアで取り上げられている世の中であり、ましてや情報発信をする立場にある仕事をしていて、軽率な行動は人として疑われてしまいます。
この人がもし入社してきて、一緒に仕事をした時、相手の機密情報をしっかり守れる人なのか、怪しいものです。悪意はなくとも、会社としては痛手どころではない損害になりえます。
このような凡ミス?といいますか、配慮を欠いたポートフォリオにならないよう、質問者様もよく考えて作成をした方がよろしいかと思います。
見る側も気づかすに、また気にしない方もいらっしゃいますが、最低限の配慮をするに越した事はありません。
君の仕事の内容は何かな?広告・パッケージ・販促ツール、飲食やアパレル中心など今働いている会社で多く取り組んだ仕事があると思うけど、転職先に考えている企業が何に特化した会社なのかで、ポートフォリオの中心になる作品を決めていけばいいんじゃないかな?
後、自分が得意としている仕事の種類や、これから中心にしていきたい種類の作品を多く載せると、見た人に君の作品印象や強みが伝わりやすいと思う。
今働いている会社の進行中の資料を持ち出す事はタブーだから、自分が携わった仕事のうち、市場にすでに拡散済みのデザインを中心に問題にならない程度で今のうちから集めておくと制作が楽だと思う。その他、印刷物になった現物なんかがあれば、破棄せずに頂いておこう。
(会社には記念としてもらっていいか聞いてみて、ノベルティ等もらえる物はもらっておこう)
面接の際に現物を見せられると、相手の印象はグッと高まる。
ポートフォリオだけでなく、現物の存在感は自分をアピールするのにとっておきのアイテムになりうるから、僕はいつでも残しているよ。
(使用した用紙の素材や印象、出来栄えが相手に伝わりやすいし、相手からの質問も増えてお互いに楽しい面接の時間に出来ているから)
聞く相手を楽しませるツールとして、ポートフォリオや作品を活用できるといいね。
ポートフォリオは自分の今までやってきた事を振り返る事ができるツールでもあるから、自己のこれまでを振り返りつつ、楽しく取り組んでみては?