私は現在犬猫小動物の臨床獣医師をしており、臨床歴は4年です。もともと獣医師を志すきっかけが、野生動物の保護をしたいという思いからで、大学の研究室も野生動物学教室に所属していました。大学の卒論も野鳥についてで、可能なら就職先も野生動物関係にいきたいと思っていました。
ただ、現実は厳しく、野生動物保護の獣医師という就職枠はその当時なく、結局周りの波にもまれる感じで犬猫小動物の病院に就職することになりました。仕事はそれなりにやりがいもあって、あっという間に4年も経ってしまいました。
先日、患者様が野鳥を連れてきたのですが、院長は追い返してしまいました。これまでも何度かあったことですが、ふとこの体制に疑問を感じ、もう一度野生動物保護の獣医師を目指してみたいと思うようになってきました。
調べたところ、北海道の鳥獣保護センターでは、たまに獣医師募集がかかるようです。
ただ、かなり思い切った決断も必要で、みなさんのご意見も聞いてみたいなと思い、投稿させて頂きました。
質問
野生動物保護の獣医師に転職しようか迷っています527view
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回答
3件の回答
私の記憶しているところでは、北海道の鳥獣保護センターは新卒者しか募集していなかったのではないですか?
私の意見としては、仕事とは別にボランティアとして活動してみるというのはどうかということです。動物病院の仕事にも特に不満はないようですし、需要としては小動物獣医師の方が圧倒的にあるでしょうから、今まで通り動物病院の勤務をしながら、自分の余裕のある休みの日などに保護センターでボランティアをしたらどうかなと思うわけです。
あと、野生動物に興味があるということでしたら、長期休暇をとって野生動物の調査に参加したりすることも可能なのではないかなと思います。
仕事が忙しすぎて休みの日はバタンキューということでは、ボランティアは難しいと思うので、仕事がどれだけ大変かにもよってはくると思いますが。
こんな考え方もあるんだとご参考までにしてくださって結構です~
私は、犬猫小動物病院を辞める必要はないのではないかと思います。なぜなら、町の動物病院でも野生動物の保護に関わることは出来ると思うからです。
かく言う私が勤めている動物病院は、院長の方針で、連れてこられた野鳥などは出来る限りの治療はしています。治療費などは、連れてきた方が寄付して下さる場合もありますし、子供が連れてきた場合などには、病院で負担もしています。
一時は、野鳥が増えて、鳥かごがいくつも入院室に増えてしまったこともありますが、うまく放鳥してあげることが出来たときには、やはり嬉しさもひとしおです。
なので、野生動物保護にも理解のある動物病院を選んで、転職してみたらいかがでしょうか?
僕は某動物園に勤める獣医師です。質問者さんのお気持ち分かります。自分も似たような志で獣医になったからです。
今勤めている動物園は第三セクターなのですが、かなり狭き門でした。何度か他の動物園もうけて、やっと今のところに入れたのです。動物園は、野生動物保護だけの施設ではないですが、動物園の中に野生動物保護センターがあり、近所で捕獲された野鳥などを治療し、放鳥したりもしています。なので、野生動物保護のみの獣医師を目指すよりも、もう少し門が広がり、自分のやりたい方向性の仕事もできるのではないかなと思います。
参考までに、動物園獣医師の道は、自分のように第三セクターで動物園からの獣医師募集に応募するほか、都道府県など公の動物園に勤める獣医師は公務員ですので、公務員試験にパスしなければなりません。これはどこの公務員を目指すかによりますが、東京都などですと、本当に、本当に、狭き門です。
あと、動物園獣医師になりたくて公務員になった場合、運良く受かって希望が通って動物園に勤務できたとしても、それがずっとは続きません。公務員の悲しい宿命で、定期的な強制部署異動があるからです。
どちらにしても、小動物の病院よりも、就職という意味での倍率は高くなってしまいますが、自分の人生切り開くことも必要ですよね。
応援しています。がんばってください。