建設会社(ゼネコン)の転職動向について教えてください。2020年の東京オリンピック、安部政権の影響もあり好景気な印象なので、転職マーケットも盛んな印象です。
質問
建設会社(ゼネコン)の転職動向17view
最新の専門家コラム
- 40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
- 転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
- 合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
- 転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
- 会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
2件の回答
オリンピックにより景気は上向きの現状ですが、キャリア採用は来年度が最後でしょう。
私も40歳超えですが、このたびスーパーゼネコンへ転職をさせました。
5社中3社エントリーし、2社最終役員面接へ進出。最後1社に決めました。
双方の会社の人事部の方が言ってましたが、今年・来年でキャリア求人は〆ると言ってました。
ラストチャンスだと思いますので、今は行きたい意欲があればまず受かります。
建設業界はバブル崩壊から、リーマンショックと建設市場の縮小が長く続いてきましたが、2020年の東京オリンピックが決まり、安部政権のアベノミクスの影響もあり、いまは価格競争に頼らずに選別受注できる状況にあります。そういう意味で「転職マーケットも盛んな印象」というのは正しいと思います。
ゼネコン業界は、今までの縮小市場のなかで技術者の高齢化が激しく進んでおります。施工監理を行うには、1級建築士、1級施工監理技士、1級土木施工管理技士等の資格者がいるのですが、有資格者が足りない状況が続いています。さらに、建設工事に求められる品質基準も厳しくなってきている為、いままで施工監理した物件の監理実績を工事の請負契約に求められるようになってきていますので、有資格者で豊富な施工監理実績のある技術者の方は、かなりの売り手市場にある状況が続いています。「業界内の転職・経験者の転職に関してはかなり有利」というのは1つ言えるでしょう。
では他業種から入ってくる場合はどうかというと、これも景気回復の流れの中で増えてきています。各種工事を始めるにはまず、工事発注者、いわゆるお客様より注文を頂かなければなりません。そこで、建設会社(ゼネコン)は長期安定した顧客開発に注力しています。
建設工事は多額の金額がかかるため、発注者は、以前取引し、施工実績のある会社、金融機関等安心できるところから紹介があった建設会社に発注することが多くなります。そのため、新規の顧客開発に苦労している建設会社は多く、顧客開発に「他業種からの転職者」の方々が力を発揮しているケースがよく見られます。例えば金融機関からの転職者であれば、以前の取引先のトップの方、キーマンの方との人間関係により、顧客開発能力を十分に発揮できますし、事務管理・人事部門においても金融機関で培った細やかな気配りをもって、組織力のアップに力を発揮できるでしょう。メーカー、商社からの転職者の方も、培ってきたキーマンを掴む人脈と建設物を使う用途を熟知して提案できる点で、顧客開発において十分に力を発揮できるチャンスがあります。
豊富な人脈を活用して、建築プロジェクトを発注するポジションにあるキーマンを人脈に持ち、新規の建物建築プロジェクトの受注をマネジメント出来る人材が必要とされています。そういう意味では「他業種からの転職事例」も最近はかなり多いと言えます。
また、「業界外へ出ていく人」ももちろんこのご時世でもいます。建設業界は閉鎖的な業界であったため、「業界内での転職」多かった業界ではありますが・・・。例えば建設会社の営業部門から、各種保険の外交営業に転職した事例、不動産関連・建物管理会社への転職した事例等があります。建設会社の営業で培ったコミュニケーション能力で力を発揮している方が多く見受けられます。施工監理部門の方で他業種に転職したケースとしては、施工監理は多人数を統括して工程・人事・資金管理を行うので、その管理能力を発揮できるプロジェクト管理部門の仕事に転職し力を発揮しているケースも見受けられます。