日用品メーカーの仕事内容ややりがいを感じたことを教えてください。327view

美術大学でデザインを専攻してたことから、日用品メーカーで日用雑貨などのデザインや商品開発に携わる仕事に就きたいと思っています。
日用品メーカーの商品開発部門ではどのような仕事をしているのでしょうか。できる限り具体的に教えていただけたら助かります。また、最もやりがいを感じたことは何ですか。よろしくお願いします!

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1件の回答

  1. oostindie-j 2017/05/06 16:27

    「家庭日用品業界」一般の方には「家庭用雑貨の製品開発」と言った方が解り良いでしょうか?
    キッチンやリビングで使う雑貨類の製造販売業の商品企画開発を行って来ました。50代男性です。
    企画から工業デザイン、グラフィックデザイナーまでを行っておりましたので
    新製品の開発を一通り関わってやっておりました。(この業界では珍しい事ではありません。)

    競争の激しい業界で、新製品を出すと半年後には他社から同じ様な商品が安く出てくる。
    一年もすると、外国製品が更に安く作られ安売り競争となりやがて商品寿命が尽きると言う
    商品デザイナーとしては少し残念な業界でもあります。

    そんな折り「ゴミの分別」が法的に始まりました。
    それまでは、青かグレーの丸形か四角いだけが中心だった大型のゴミ箱では、
    分別数を揃えるには不向きであり、回して開けるふたは扱いづらく
    また、子供やお年を召した方には、同じ形の物が並ぶゴミ箱は、分別方法が解りづらい物でした。

    そこで、片手で操作の出来る「赤」「青」「黄色」「緑」の蓋を持つゴミ箱を提案、企画を行いました。
    コンセプトは「誰にでも使いやすい機能と、一目で分かる「色によるゴミ分別」機能」を持つ新製品。

    従来は一色で単純な形状の物であった大型ゴミ箱が、カラー展開を持つ複雑な物となるのですから
    歩留まりが悪くなる。値段が上がる。売れない。ゴミ箱にだれもお金をかけないetc
    社内の開発会議は猛反対。上司からは「企画の恥」とまで言われ言われる始末でした。

    しかし、新たに導入した成形機の性能を活かすアイデアが他に無く、
    かなりの条件を付けられながらも、運良く日の目を見る事となりました。

    そして実際に販売してみると、長い間同じ商品ばかりで変化の無かった市場に
    今迄にないコンセプトの目新しさがバイヤーに受け、試験導入店が続出。
    「ゴミの分別」という時代にも後押しされヒット商品となりました。
    今迄は「沈黙の売場」「色の無い売場」を変える商品だと、バイヤー評価も上々の物でした。

    その後他社からも、同じ様な商品が発売されましたが、かえってこれが相乗効果を生み
    「新たに市場を作る」結果となり、今ではどこのホームセンターやショッピングセンターでも
    売場を見かける定番商品となりました。

    社内では、上司に恥とまで言われた企画が「新たな市場を作った!」
    上司とともにいろいろな嫌がらせをしてきた同僚も
    「あれは俺が考えた」と言い出す始末(苦笑
    それを片目に(調子のいい奴だと思いながらも)そんな事は小さい事、小さい奴と気にならない程
    「新たな市場を作った」自負はやはり最高の瞬間でした。

    いろいろ言われながらも、自分の思った事、信じた事を貫いたからこその事と思います。
    それがその後の自分の商品開発やスタイルにつながっているのだと思います。

    しんどい時は、その時の事を胸に、次の商品を考えるのも良い物ですよ!
    業界に関係なく「商品開発」はそんな喜びが見える仕事だと思います。
    そして、小さな事かもしれませんが「自分の創った物」が店や友だちの家で見かけると何とも言えない気分になれます!
    この仕事をしていて良かったと思える、プチ幸せの時間です!

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