証券会社の新人営業マンですが、会社を辞めたい598view

大手証券会社で営業職をしています。いま2年目ですが、実は転職を真剣に考えています。
 
営業成績は悪くなく、新人部門で表彰もされました。もっとも、1年目だからどうにか頑張れたということも否定できず、こうした環境が生涯続くと思うと、正直なところ全く自信がありません。
ノルマの消化とか、そうした面での厳しさだけでしたら、営業である以上、どの業界でも程度の差こそあれ似たようなものでしょうから、耐えられないこともないのですが、手数料を稼ぐため、顧客に平気で心にもないことを言わなければならない環境に耐え続ける自信がないのです。
 
この業界では、顧客を3人殺して、(殺してというのは破産させてに近い意味の業界用語ですが)ようやく一人前などと、冗談ではなく、まことしやかにささやかれています。心の中では手数料の計算ばかりしながら、平然と紳士面ができる様になった自分が嫌になるのです。きれいごとを言うようですが、偽らざる本心です。
一方で、当然ながら、証券会社の収入の良さに対する未練を捨てきれない自分もいて、益々嫌になってしまいます・・・。どなたかアドバイスをお願いします。

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回答

1件の回答

  1. 43avectoi 2017/05/09 12:15

    大手証券会社の転職経験者です。私は証券会社を退職後、外資系を含めて5社経験し、今は細々とではありますが、独立して個人事務所を経営しています。

    実は私も証券会社では新人部門で社長賞を獲得しましたが、あなたと同じ様な精神的な葛藤を覚え、まもなく退職しました。それだけに、あなたの気持ちは良く理解できるつもりです。
    相談者さんは現役の証券マンですから、良くご存じとは思いますが、証券会社では1年以内の離職者が最も多く、その壁を超えることさえできれば、後は2年、3年と続けられると言われていますよね。一方、1年以内に離職する理由はというと、一般的には証券会社特有の文化、と云えば聞こえは良いのですが、つまるところ、典型的な体育会系縦社会について行けないというのがその理由と云われています。事実、セクハラならぬパワハラは、この業界では当たり前、というよりも、そもそも当人たちには、セクハラ、パワハラの自覚すら全くなく、従って悪気もないのが実情かも知れませんね。こうした企業風土は、他の業界から見ると異常で、こうした経験のない方が証券会社に転職し、予算の達成度が悪いことを他人の面前で激しく罵倒されたのみならず、土下座まで教養され、すぐに退職したなどと、笑うに笑えない話しを聞くことも、決して珍しくはありません。
    こうしたことが原因でしたら、収入の良さに対する未練を捨てきれず、営業成績も悪くないのなら、石の上にも3年と云われる様、我慢した方が無難、と迷わず断言するところですが、相談者さんの悩みは次元が異なりますよね。

    経験者として率直に云わせてもらえば、転職された方が良いと思います。この様な精神的な葛藤は、生涯消えることはないでしょう。というか、万一消えることがあったとしたら、それは相談者さんの人格が劣化した証と言えるのではないでしょうか?
    それに、収入面にしても、転職しても営業職を続けるつもりでしたら、さほど心配はないと思いますよ。相談者さんも、新人部門で表彰されたとか、証券会社で認められる様であれば、相談者さんの営業力や、予算を達成することに対する執着力は、どんな業界でも立派に通用しますよ。むしろ、敢えて成果至上主義と云っても良い様な外資系を目指した方が良いかも知れませんね。ただし、その際は扱う商品の事前研究には手抜かりのない様にしてください。あなたのような考えの方でしたら、成果が報酬に反映される会社で、自分自身で誇りをもって売れる商品にさえ巡り会えれば、持ち前の営業力とバイタリティーで、証券会社に勝るとも劣らない収入を得ることだって夢ではないと思います。

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