ウェディングプランナーとして3年程働いています。仕事の幅を広げる為にも、海外の支店でウェディングプランナーとして働ける会社へ転職したいと思っています。
海外のウェディングプランナーならではのトラブルとはどんな事でしょうか。国内と海外、トラブルの違いはありますか。
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かつて、モルディブでウェディングプランナー兼ヘアメイクスタッフとして働いたころの話です。モルディブと言えば、青い空に世界でもまれにみる透明度のたかい青い海。サンゴ礁の堆積からなる白い砂浜。どこをとっても、とってもロマンティックでウェディングにはぴったりの場所です。そんなロマンティックなところで一生に一度の晴れの日を迎えたいと、日本からたくさんのカップルがいらっしゃってました。
通常なら天気が良いはずのハイシーズン。でも、その年はどうしたことか、ハイシーズンにはまれに見る台風がモルディブ全土を襲い、天候の不順な日々が続いていました。
挙式の前日にモルディブについたお客様を空港でお迎えし、挙式のついての説明をさせていただいたのですが、お客様は、イメージとは違うどんよりと曇った空と荒れ狂う海にとても不安を感じていたのでしょう。質問事項は天気に関することばかりでした。でも、お天気ばかりはどうすることも出来ませんし、明日の天気をお約束することも、もちろんできません。とりあえず、島の天気は変わりやすいこと、例え最初はお天気が悪くても、写真を撮るときには、太陽が出るのを待って写真撮影が可能なことをお伝えし、その日はなんとか、お二人も気持ちを立て直して、明日の挙式を楽しみにしてくださるようでした。
でも次の日の朝、イヤな予感は的中しました。朝から暴風雨だったのです。私はヘアメイクのために挙式2時間前にお客様のお部屋に伺い恐る恐る部屋のドアをノックしました。困り顔の新郎さまがドアを開けてくださったのですが、その向こうには、ベッドでしくしくと泣いている新婦様の姿が・・・
無理もありません。モルディブでの美しい風景に憧れて、旅行料金も高いハイシーズンの時期にはるばる日本から12時間のフライト時間をかけてここまで来たのです。新婦様の無念はいかばかりかと思うと、本当にお気の毒でした。そこで急遽、挙式を執り行ってくれる牧師様のスケジュールを確認し、フォトグラファーの空きを確かめ、ホテル側とブーケを発注しているお花屋さんに連絡をして、挙式を一日延期することにしました。幸い、全ての発注先にOKの返事をもらい、一日だけ挙式を延期することにしました。
あいにく、次の日も晴天とは言いがたい日でした。でも、昨日のような暴風雨でもなく、ちょっと曇天程度。挙式中は晴れ間は見えませんでしたが、挙式後の写真撮影では、一部にだけ青空も見えることができました。お客様もとりあえず、気持ちも立て直して、挙式を楽しんでくださったようでした。
あれから10年以上同じ仕事に従事してきましたが、今でもあの時のことは忘れられません。あの時のお客様が、モルディブでの挙式を素敵な思い出として、暖かい家庭を築いていてくださることを願うのみです。
海外勤務への挑戦、頑張ってくださいね。