自動車部品メーカーへ転職し、海外の部門で勤務したいと思っています。自動車部品メーカーの海外部門で働いている方に、詳しい仕事内容や、苦労したこと、最もやりがいを感じたことを教えて頂きたいと思います。
質問
自動車部品メーカー、海外部門での仕事ややりがいって何?9view
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回答
1件の回答
車の部品生産工場の事務全般を約10年担当している40代女性です。
タイにある工場なのですが、事務を担当する日本人は私だけです。
経理、購買、人事などそれぞれ担当のタイ人が仕事をしていますが、彼らのサポートやマネージメントもしています。
事務に関すること全般なので担当する仕事が幅広く、覚えなくてはいけないことも多かったです。
生産工場なのでどうしても事務側は軽視されているような気持ちにもなりますが、生産する現場がうまく回るためには不可欠な仕事だと思います。
私は現地での会社の立ち上げから担当しました。
言葉も習慣もまったく異なる場所で、まったく何もない状態から、ひとつの会社を作る。
エージェントを通して設立したとはいえ、とても大変なことでした。
なぜ私がこの会社に抜擢されたかというと、私は当時日本でタイ語を習っていたので、多少のタイ語は出来たからです。
私は当時35歳でしたが、会社の社員として働いた経験は高校を卒業してからの1年半しかありませんでした。
一会社の社員としての会話の仕方やマナーから勉強しなくてはなりませんでしたし、現地の言葉で進めなくてはいけないこともありました。
やっと会社が立ち上がってからは休む暇もなく人材募集。
社員は私ひとりという状態でしたから、募集も面接も私が一人で行いました。
もちろん、給料の額から福利厚生の設定まですべてのことを現地で調べて決めてからの面接です。
会社として機能し始めた時は、日本人が私一人、タイ人4名の計5名でした。
立ち上げから5年経った今では現地従業員60名まで大きくなり、全員の名前を覚えきれないほどです。
社員旅行に行った時などは、一人で立ち上げた会社がこんなに大きくなったと実感できるので、苦労してやってきてよかったと思えます。
とにかく一人で全部やってきたので、事務経験のほとんどなかった私でも今では何でも出来るようになりました。
お金を管理する経理はもちろん、人事や購買、タイ人スタッフのマネージメント。いろいろな仕事のスキルが身に付きました。
会社が落ち着いた今だからこそ感じるのは、事務というのは裏方的な仕事なので、現場側からは楽な仕事だ思われがちだということです。
ですが従業員は給料が出なければ働かないし、福利厚生がしっかりしていないとやる気も出ません。
従業員の人数が足りなくても仕事にならないし、作業着や安全靴が用意されていなければ事故も起きます。
事務側がすべてのことをサポートしてこその現場です。
大きくなった会社をきちんとサポートできている、そう思うとゼロから身につけてきたスキルも知識も役立っていると感じられます。
これからも成長するであろうこの会社を、裏方でしっかり会社を支えて行きたいと思っています。