不動産業界のショールームアドバイザーから住宅設備メーカーへ転職したいと考えています。住宅設備メーカーのショールームアドバイザーの仕事と、仕事を通じて最もやりがいを感じた出来事を教えてください。
質問
住宅設備メーカーのショールームアドバイザーとしてやりがいを感じたことは?172view
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回答
1件の回答
住宅設備メーカーのショールームアドバイザーとして10年ほど勤務しておりました。30代女性です。
最初は派遣社員として配属され、スキルを磨きました。
3年ほどたったころ、スキルが認められ、契約社員として直接雇用となりました。
最初は、ショールームアドバイザーといっても、どのような業務内容なのかきちんと理解しておらず、
業務の難しさに悩んだ時期もありました。
ショールームには、新築を検討している方、リフォームを検討している方、様々な方が来られます。
また、年齢層も様々でお客様の悩みもそれだけ多種多様となっています。
ショールームアドバイザーの業務は、ただ自社製品を案内しおすすめするだけだはなく、
お客様はどのような生活をされ、何に悩んで、今後どうしたいと思っているのかを会話の中から引き出し、
また、こちらからも投げかけをしながら、お客様が気づいていないニーズに気づかせる必要があります。
それができて初めて、お客様の満足につながります。
あるお客様がショールームに来られました。
浴室のリフォームをお考えで、また、他のお部屋ともイメージが合うように、高級感のある浴室をご希望されていました。
機能性はユニットバスを気に入られていたので、限られたオプションの中でお客様のお好みを探っていき、商品の提案をしていきました。
お客様の年齢層から、見た目だけではなく『安全性』も必要だと考えた私は、会話の中から安全性につながるキーワードを見つけ、そこからバリアフリーの重要性に気づいていただくことができました。
ただし、ただ手すりを付けてバリアフリーにするだけではお客様は満足されません。
見た目もスタイリッシュな手すりをご提案することで、お客様の希望する『高級感』も合わせてかなえることができました。
満足気に帰られたお客様でしたが、その後も受注するまで何度もお電話でのやり取りが続きました。
こだわりのお客様でしたので様々なオプションをご希望されました。
その都度設置可否等を確認し、お電話で回答するというやり取りが2か月ほど続きました。
物理的に不可能なオプションもあったので、お断りしないといけないこともありましたが、
その際に気を付けたのが、お客様こだわりの『高級感』というキーワードにつなげてお話をしていくことです。
お客様が希望されたがつけられないオプションがあった場合も、『むしろ付けないほうがスッキリして高級感がありますよ』
というような伝え方にし、お客様のイメージをふくらませるようにしました。
それから、無事に受注。
工事終了後、お客様からあるお手紙をいただきました。
『出来上がるまでどのようなイメージになるのか不安もあったが、完成して自分の想像以上でした。
50年生きてきましたが、こんなに感動したのは初めてです』と。
お客様の希望がすべてかなえられず、申し訳ない部分もありましたが、
お客様に満足していただけて、とてもやりがいを感じた案件でした。