システムエンジニアは多忙と言うイメージがあるのですが、実際の待遇はどうなっているのか教えてください。年収や休暇、就業時間、福利厚生など、細かく教えて欲しいです。
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2件の回答
業務系のシステムエンジニアとして現在の会社で働いて6年近くになる
30代の男です。
同じ業界で何回か転職する中で、現在の会社の福利厚生に目が留まり転職をしました。
休日は週休2日(土日祝)制で、夏季休暇・年末年始・有給休暇・産前産後休暇・育児休暇・介護休暇・誕生日休暇があります。
待遇としては社会保険完備、成果に応じた賞与が年2回、決算時の状況に応じた決算賞与が年1回、通勤交通費、時間外手当が支給されます。
但し、時間外手当は入社時には存在せず、途中から新しく出来た制度です。
会社に入って直ぐに配属されたプロジェクトは毎日終電、土曜日も出勤で休みは週に1度といったプロジェクトでした。もちろん、仕事には波があるので常にそんな状況ではなかったですが、定時で帰れた記憶は殆どありません。
顧客の都合でスケジュールの変更が度々発生し、その中で悪戦苦闘をしながら進めたものについても振り出しに戻される、仕事をこなしても減らないといった状況でした。
休日出勤を行った場合の代休制度もありましたが、代休を使用する事すら出来ずどんどん溜まっていきました。
会社からどのようなプロジェクトに配属されるかは、運しだいです。
私と同じように稼働の高いプロジェクトに配属されている社員は多くいます。でも、毎日定時で帰ることが出来るプロジェクトに従事している社員も多くいます。
定時で帰宅している社員は有給休暇を使用しながら、仕事とプライベートが充実した生活を送っています。
私のようなプロジェクトに配属された社員は手厚い福利厚生は何の意味もありません。
また、年収面については冒頭で記載した通り最初は時間外手当などなく裁量労働制でした。
辛うじて深夜手当と休日手当がありましたので、その分は手当として貰えることが出来ましたが、殆どの時間はサービス残業として消えていきました。
顧客の意向でスケジュールが変更されるプロジェクトの中では、一社員の裁量でなど仕事量を調整する事が出来るはずもなく、会社からは稼働が高いとクレームが入るが、
会社は顧客に対して何もしてくれないといった中で仕事をしていました。
現場の事は現場で解決するというのが会社の方針でしたが、顧客に強く意見を言えない会社にとってはそんな状況を見て見ぬ振りをしていたと思います。
そんなプロジェクトにも3年程従事してようやく他のプロジェクトに移れることになりました。
そして、時間外手当という制度が設けられたのです。
私は28歳で正社員として中途採用されましたシステムエンジニアです。現在は退職しています。
会社は都内にある従業員数20人以下のいわゆる中小企業で、年収は最終的(35歳時)に約370万。内訳は月収で約26万(手取約21万)
賞与は夏1か月、冬2か月で、独身者としては多くも少なくもないと思っていましたが、結婚についてはあまり余裕がなかったため
厳しいと感じていました。
福利厚生に関しては一般的な社会保険(厚生年金・健康保険・雇用保険)、更に年金基金にも加入していたため、小さな会社なりに
良くして貰ったという印象です。
待遇についてはブラックと言われる雇用が多いと言われるIT業界の中では、給与・福利厚生を含め、悪くないと感じていました。
まず休暇については大手が発注したプロジェクトに対し、現場に出向するという就業形態だったためその現場によりますが、
私の現場では土日祝日が休日、年末年始・夏休みなども5日間休暇があり、有給休暇も自由に消化する事が出来、非常に満足していました。
場合により休日出勤もありますが、きちんと代休が取得可能でした。
就業時間はこれも現場により違いますが出社が9時、退社が大体19時から20時、その中でも私は比較的自由に帰ることが許されていました。
ただそれはたまたまチーム全体がかなり優秀でベテランも多かったためあまり仕事が滞る事もなく、遅くても23時に帰るのが年に5・6回
ある程度でした。しかし他のチーム(実際にプログラムを書いてテストなどを行うチーム)などは、退社が毎日23時まで続く様なチームが
半数程度あったので、私自身についてはわりと優遇されている立場だったと思います。
残業などは200人規模の大きな現場だったので月の就業時間などかなり契約に縛られる事が多く、残業時間もきっちり決まっているため、
仕事が遅いと残業時間が足りず、自らタイムカードを押し、記録に残らない形で残業を行う場面もしばしば見受けられました。私自身も
行ったことが有ります。
今振り返るとこれについてはいわゆる「社畜」と言われる様な状態になっており、責任感という名のもと、その重さに耐えきれず潰れていく人が
多々いる事が現実です。私もその一人で結果自分自身を追い詰め、心身ともに削られる日々を過ごした結果、現在は退職しています。
ただこれについてはすべて会社の責任だとは思っていません。自身の考え方や仕事の取り組み方に問題が有ったと思っています。
しかしこれは、私のように潰れていった人だけの問題ではなく所属する会社、このプロジェクトに関わる全ての人の問題であり、不利益となります。
私は会社としてこの辺りの管理が徹底できている会社が良い会社・ずっと働きたいと思える会社と言えるのではないかと思います。
ただ全体としてIT業界の就業状態は一昔前に比べ改善されており、世間で言われているようなイメージではないというのが、私の意見です。