不動産業界の営業の仕事内容と、やりがいについて。183view

不動産業界へ転職する予定です。不動産業界は初めての経験なのですが、営業の仕事とはどんな業務を行ないますか?また、仕事を通してもってもやりがいを感じたことは何でしょうか。営業の職へ配属される予定なので、事前に内容を知っておきたいと思っています。詳しく教えて頂けたら嬉しいです。

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1件の回答

  1. vittorio 2017/04/17 13:41

    不動産会社の営業として勤務して3年目になる20代女性です。

    私の業務は、リーシングマネジメント業務(LM業務)といって物件のテナント誘致を行う業務です。
    この業務を行っている中で、これまでに1番やりがいを感じた体験は、なかなか成約に至らない物件が無事に満室稼働になった瞬間です。

    簡単に不動産について説明すると、不動産には住宅(戸建・マンション・アパート)、オフィスビル、商業施設、物流倉庫などがあります。
    また不動産の所有者(オーナー)にもいくつか種類があります。
    近年では、JーREITと呼ばれる証券化された不動産の取引を行うマーケットも存在し個人も不動産に投資し一部所有していますが
    所有者(オーナー)のほとんどは、一般事業会社や不動産会社、海外などの機関投資家、よく地主といわれる個人資産家(富裕層の方)です。

    この所有者(オーナー)の要望は、投資・所有している不動産からより多くの収益を得ることです。
    万が一、入居率(稼働率)が下がると所有者の懐事情は悪化し、逆に上がると所有者(オーナー)は収入が向上しハッピーです。
    また不動産から得られる収入の大部分は、入居してるテナント(住居の場合は住民)からの賃料です。

    私の業務は不動産の入居率(稼働率)を向上させるリーシングマネジメント業務(LM業務)とよばれるものです。
    例えば、オーナーが新しく購入した不動産のほとんどが空室の場合に早期の稼働率アップを行うのです。

    またリーシングマネジメント業務(LM業務)はプロパティマネジメント業務(PM業務)の一環として行われることがほとんどです。
    プロパティマネジメント業務(PM業務)は欧米から入ってきた呼び名で、簡単にいうと不動産の建物管理を行い、
    リーシングマネジメント業務(LM業務)はよりオーナーの満足度を向上させるべく入居率(稼働率)100%を実現・維持して行く業務として行われます。

    さて、私が入社して半年も経たない時期にある都内の物件を担当することになりました。
    この物件の所有者(オーナー)は、不動産に精通した個人資産家。下手なことをいって足下を見られては今後に響きます。
    また他物件でもパロパティマネジメント契約(PM契約)・リーシングマネジメント契約(LM契約)を締結しており、失敗は許されません。

    担当物件は、誰もが耳にしたことはある駅の目の前にある立地抜群の物件です。
    ただ、築年数がだいぶ経っている古ビル。その上、空室フロアである2・3階は内階段でつながっており使い勝手は最悪。さらに部屋の形状もいびつ。
    それでも所有者(オーナー)はなぜ、こんなに好立地なのに空いているのか・・・だいぶご立腹のご様子です。

    それからというもの、それはもう必死に考えます。
    いかにして早期満室稼働を実現させたらよいか・・・。日々、悩み考えます。
    担当物件の長所は何か、逆に短所は何なのか・・・。近隣の競合物件は何か、入居状況はどうなのか、募集条件はどうなのか。
    収集できるだけの情報を集め、物件についてより深く理解しマーケットを調査します。
    そして、担当物件にマッチした策を練ります。

    そして、所有者(オーナー)へ考え抜いた提案を徹夜で作成した資料とありったけの熱意でプレゼンします。
    幸いに所有者(オーナー)は前向きに提案を受け入れてくれ、トイレやエントランスのリニューアル工事や募集条件の見直しが進み、出だしは好調です。
    また生まれ変わった物件のお披露目会(内覧会)も大盛況です。さらに着実に空室部分も無くなっていきます。

    あと1フロア!となった時です。
    これまで来ていた波がぷつっとなくなっていく気配がしました・・・。まずい。。。完全に停滞してしまったのです。
    この不穏な空気を察知した所有者(オーナー)との毎月の定例会でも重苦しい空気が流れます。私としては、辛いの一言です。
    また定例会以外の時間にも進捗確認の連絡が所有者(オーナー)から頻繁に入ります。生きた心地なんてしません。

    その上、1ヶ月後に私が異動になりました。
    なんとしてでも満室にするんだ。するしかない。強くそう思いました。
    それからというもの、飛び込み、何百枚にも及ぶポスティング、テナント仲介会社へのしつこいくらいの営業・・・泥臭いといわれることでも何でもします。

    もうダメかな・・・そう思った時、ポンと残りの1フロアが決まったのです。拍子抜けとはこのことか・・・、でも、やっと決まった!!
    嬉しいというより安堵の気持ちが強かったかもしれません。

    それから異動までの間に無事、テナントも入居し満室稼働が達成されました。
    この時に十分な達成感を感じていました。

    ただ、その夏の暑気払いの席で所有者(オーナー)が『ありがとう』と声をかけて下さいました。本来ならば、当たり前の業務を私が行っただけです。
    それなのに、この一言がとても心に響きました。
    所有者(オーナー)は私の姿を見ていてくれたのだろうか・・・どんな気持ちで働いていたのか少しでも分かって頂けたのかと思うと
    単なる仕事以上のやりがいを感じたのを今でもはっきりと覚えています。

    私の尊敬する上司に『不動産には神様がいる』と言われたことがあります。
    本当に神様がいたんだとこの体験から感じます。ただ、不動産に限ったことではないとも思います。

    今はリーシング業務(LM業務)には以前のように深く関われませんがに、あの時に感じた気持ちは一生忘れずに業務に励むつもりでいます。

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